よくある質問(FAQ)

Q1)「コーチング」って何ですか

A1)大辞林によると以下の語釈がついています。

目標を達成するために必要となる能力や行動をコミュニケーションによって引き出すビジネスマン向けの能力開発法。 〔1960年代からアメリカで広まった〕

国際コーチング連盟の倫理規定の定義では、以下のとおりです。

思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと

つまり、教えることではありません。効果的な対話、フィードバックを通じて自分がやれることをはっきりさせて、目標達成までの行動を促進するメソッドのひとつです。


Q2)「コーチング」って怪しくないですか?

A2)アメリカにおいても「コーチング」が怪しげな商売と言われていた時期があります。日本では、様々な流派がでたり、「○○×コーチング」というネーミングがはびこっていますので、一部怪しいものが存在するのも事実です。ですが、本来の「コーチング」はクライアントファーストであり効果も一定数存在しています。しっかりとした学習経歴をもったコーチ・コーチングは信頼に値するものです。
 この意味でICF認定をもっているコーチは、信頼に値する場合が多いです。


Q3)コーチと呼ばれている人は、どんな資格をもっていますか?国家資格はありますか?

A3)コーチに国家資格はありません。民間団体の認定のみになります。日本においてはICF、NLP、CTIなどの団体による認定がメジャーです。


Q4)コーチングとカウンセリングは同じなのではないですか?

A4)コーチングとカウンセリングは明らかに異なります。カウンセリングは、過去の問題や心理的な癒しに焦点を当て、感情的なサポートを提供することで、内面的な問題を解決することを目指します。コーチングは、未来志向で行動を促進し、目標達成を支援することに重点を置きます。 コーチングは、クライアントが前向きに自己成長や成果を求めるプロセスをサポートする役割を担います。


Q5)コーチングは、なぜ効果があるのですか

A5)人間の本質へのアプローチを行っているからというのが、僕の認識です。人間は緊急で重要なこと、「日常の目の前のこと」に熱中してしまうことから、未来に達成したい目的や目標を忘れてしまいます。人間は自分の行動を「正しい」と信じ込んでしまう性質があります。見たいもの、聞きたいものしか意識に入りません。目標を見失ってもそのままになってしまうのも、その影響です。これは、第三者による問いかけにより改善を図ることが期待出来るのです。トレーニングを受けており、コーチをつけているコーチは、これらの影響を最小限にできることからコーチによるコーチングセッションはクライアントの行動を修正し、加速させることが可能なのです。


Q6)なぜ、アスリートやスポーツ指導者を対象にしているのですか?

A6)コーチングは未来志向であり、目標達成を支援するメソッドです。アスリートやスポーツ指導者には「未来に叶えたい明かな目標」が存在します。アスリートやスポーツ指導者は短期間で成果を出すことが求められます。日常ハードなトレーニングを実施し、成果の圧力が存在します。そのため「未来に叶えたい明らかな目標」を見失ったり、「手段が目的」に変わってしまったり、目標達成ステップを焦ったり、圧力から精神的な安定を失う場合が多く存在します。
 この状況下でここで提供しているコーチングは、前述の状況にいるアスリートやスポーツ指導者にとって効果的な目標達成支援ツールになりえるのです。
 一流と言われるアスリートは、目標達成支援のためのサポートとしてICF認定コーチを雇っていると言われています。

以下にChatGPT 4oから得た情報を付記します。


ICF定義のコーチングを導入しているスポーツの具体的な例を挙げるためには、個別のチームや団体が公開している情報や信頼性の高い情報源を参照する必要があります。 以下は、ICF定義のコーチング手法が導入されていると確認されているスポーツの事例です。

  1. アメリカンフットボール(NFL): アメリカのNFLチームでは、選手のメンタルコーチングを担当するICF認定コーチが活躍しています。
  2. サッカー(MLS): アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)チームが、ICF認定コーチを雇用し、選手のパフォーマンス向上に努めています。
  3. テニス(WTA, ATP): プロテニスプレーヤーの中には、ICF認定コーチからメンタルコーチングを受けている選手がいます。
  4. ゴルフ(PGA, LPGA): プロゴルファーが、ICF認定コーチのサポートを受け、競技でのメンタルパフォーマンスを向上させています。
  5. バスケットボール(NBA): NBAチームが、ICF認定コーチを通じて選手のメンタル面を強化しています。
  6. クリケット(イングランド代表チーム): イングランドのクリケット代表チームがICF認定コーチを導入し、選手の心理的な準備をサポートしています。
  7. オーストラリアンルールフットボール(AFL): オーストラリアンルールフットボールのチームが、ICF認定コーチを起用し、選手のメンタル強化に取り組んでいます。
  8. フィールドホッケー(オランダ代表チーム): オランダのフィールドホッケー代表チームが、ICF認定コーチを取り入れています。
  9. スキー(スイスのオリンピック選手): スイスのオリンピックスキーチームが、ICF認定コーチのサポートを受けています。
  10. フィギュアスケート(カナダのオリンピック選手): カナダのフィギュアスケート選手が、ICF認定コーチの指導を受けています。
  11. バレーボール(ブラジル代表チーム): ブラジルのバレーボール代表チームがICF認定コーチを活用しています。
  12. ラグビー(ニュージーランド代表チーム): ニュージーランドのオールブラックスがICF認定コーチからの指導を受けています。
  13. 水泳(オーストラリア代表チーム): オーストラリアの水泳チームがICF認定コーチを採用しています。
  14. 陸上競技(アメリカのオリンピック選手): アメリカの陸上競技選手が、ICF認定コーチを通じてメンタル強化を行っています。
  15. 柔道(日本のオリンピック選手): 日本の柔道選手が、ICF認定コーチのメンタルコーチングを取り入れています。
  16. ラグビー(フランス代表チーム): フランスのラグビー代表チームがICF認定コーチを導入しています。
  17. 野球(MLB): アメリカのMLBチームが、ICF認定コーチを通じて選手のメンタルパフォーマンスをサポートしています。
  18. バドミントン(韓国代表チーム): 韓国のバドミントンチームが、ICF認定コーチを活用しています。
  19. サイクリング(ツール・ド・フランス参加チーム): ツール・ド・フランスに参加するチームが、ICF認定コーチを導入しています。
  20. ボクシング(プロ選手): プロボクサーが、ICF認定コーチからメンタルコーチングを受けています。

これらの事例は、ICF認定コーチが選手やチームのメンタルパフォーマンスをサポートするために活動している実際のスポーツ分野を反映しています。 それぞれのチームや選手が、ICF定義のコーチング手法を活用していると報告されています。


Q7)コーチング契約までの流れは?セッション中のテーマはどうすればいいのですか?

A7)こちらをご覧ください。コーチングセッション契約の流れ、セッションの話題(テーマ)とセッション中の流れ


Q8)コーチとして守らなくてはいけないことは何ですか?

A8)コーチは守秘義務を負います。また、僕は国際コーチング連盟の認定をもらっていますので、国際コーチング連盟の倫理規定を遵守しています。


Q9)支払いを先払いにしているのは何故ですか?

A9)コーチングセッションは、クライアントが答えを自ら導きだそうとする姿勢が重要です。お金を払ったんだから、自分の望む物をみずからが手に入れてやろう。という認識がクライアントに成果をもたらします。お金を払ったコーチングセッションという時間を利用して、自らが成長するための「何か」を得る。そのことにコミットしてもらいたいからです。


Q10)コーチングセッションで「気づきが得られた」という人がいます。これはどういうことですか?

A10)僕なりの解釈になります。「気づき」とは「見失っていたものを見つけた」というものです。コーチとの対話を通して、自らの記憶が活性化(顕在化)します。「記憶を作った当時(過去)はこうだった。現在の状況に合わせてその経験を活用したら、好転するのかもしれない。」という状態になることがあります。コーチから教えるのではなく、自らの記憶や経験を思い出し、現在にも活用できる可能性をクライアント自身が「思いつく」ことになります。


Q11)コーチをつけている人に聞くと「セッションを終えると、やる気がでてくるんだよね」という知人がいました。なぜ、やる気が高まるのですか?

A11)セッション中はクライアントの方が7割以上の割合で、お話しをします。この話の中で、これからすることを自らが宣言する機会があります。行動を宣言する。つまりは目標へ近づく可能性をクライアントが認識し、地下ずく行動とは「これだ!」と自ら選択します。これが、「根拠はないけどできそうな気がする」という状態を創り出します。この状態になることで、やる気がでるようになるのです。


Q12)私はアスリートです。スポーツコーチングとあなたのコーチングは何が異なりますか?

A12)私が知る範囲では、日本で使われているスポーツでのコーチングの意味は、「教える。伝える。指導する」と認識している方が多いと思います。「伝える、教えるモノがある」が前提です。僕が行うコーチングは「アスリートの、気づきたい、解決したい」が前提です。「セッションのテーマはアスリートが決める。」ことになります。この点が大きく異なります。


Q13)自分で回答を考えるのは面倒くさいです。手っ取り早く正解を教えてほしいです。こういうことでコーチを雇うのは如何ですか

A13)コーチングでは、クライアント(アスリート)自身が答えを見つけ出すことを目指します。あなたと私は考え方や個性、身体能力、周辺環境が異なります。その状況下で私の行動で正解だったことを教えても、あなたの正解にはなり得ないからです。あなたが私の考え、やり方が欲しければ、参考としてお伝えするコトはできます。しかし、あなたの事はあなたが決めるのです。正解を他人に提示してもらいたいのであれば、私を雇うことで得られるメリットはないと考えます。


Q14)スポーツ指導者です。指導者としてあなたのやっているコーチングを教えてほしいと思います。如何でしょうか?

Q14)習うより慣れる。コーチングの理論を伝える事はできます。しかし、あなたがコーチングを実践できるようになるには、まずは自らがクライアントになることをお奨めします。私自身の経験になりますが、コーチングを習うよりコーチをつけていた方が、理解が早まります。コーチングは実践学なので、自らの経験と理論を同時に行う方が実践への早道になると考えています。


Q15)アスリートです。セッションを受けようと思いますが、セッションの間隔はどの程度が適正でしょうか?

Q15)あなたの目的によって適正な期間は変わってきます。例えば、トレーニングの効果と改良を目的とするのであれば、1回/週がいいでしょう。自らの行動習慣を変えたり、メンタル的なサポートを望むのであれば、1回/週がいいでしょう。現状の確認、行動計画の策定であれば1回/2週でもいいと考えます。いずれにせよ、3回の体験セッションで、あなたの目的と実感したセッションの効果で決める事をお奨めします。途中で間隔を変更することも可能です。


Q16)スポーツ指導者です。スポーツを指導する方法を変えたいと思っています。指示命令型から主体性の発露を促す指導法への変更です。この変更に対して、コーチを雇うことは効果がありますか?

Q16)はい。絶大な効果があると私は思っています。私のコーチングは「主体性を発揮する」ことを促します。実際にあなたが体験することで実感としてわかるでしょう。いままで指示命令をしていた指導者が路線変更するには、意識改革や思考習慣を新たにつくることがポイントになります。このために、少なくても半年はコーチを雇うことを奨めます。また、間隔は1回/週程度にして指導中に疑問に思ったことをテーマにすることをお奨めします。


Q17)スポーツ指導者です。主体的な選手を育成することは、自分勝手な選手を育てることになると思います。この点について、あなたの見解をお聞かせください。

A17)主体的な選手と自分勝手な選手は明らかに異なります。「主体的な選手」は明確な目標・目的を行動の中心にすえており、そのために何をすべきかを自らが決定できる選手です。「自分勝手な選手」はその時の感情や感覚で、やりたいことをするだけです。この選手には明確な目標や目的はありません。あったとしても、今の行動がどのように目標達成に寄与するのかを認識していないと私は考えています。
この違いから、主体的な選手を育てることは自分勝手な選手を育てることになるという意見に対して私は異なる。と断言します。


Q18)なぜ、あなたはアスリートやスポーツ指導者にコーチを雇うことを勧めるのですか?

A18)プロアスリートやスポーツ指導者の多くは個人事業主であり、チームと短期間契約である場合と思います。チームから結果を求められているのが実状です。直近の結果をもとめることが視野が狭くなり結果ばかりに目を向けてしまいます。とすると以下の状態を想像します。

結果がでない⇒モチベーションの低下⇒メンタル不調⇒トレーニングに身が入らない⇒パフォーマンスの低下⇒さらに結果が出せない。

この様な状態にならないために、コーチングセッションは効果的なのです。これは「兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」という書物の中でも頻繁に語られていたことです。アスリートやスポーツ指導者はこの傾向が顕著と私は捉えています。だから、コーチを雇うことを勧めています。