僕は54才で県庁を早期退職して、フリーランスとなった。
営業の経験はないし、エグゼクティブに知り合いはいないし、民間企業からみたら「」公務員なんて、えばっているだけでなんの吸収する知識も経験もない。」そんな評価だから研修会社に連絡して、講師登録をしようと打診するけど、いい返事はもらえないし八方塞がりの状態は目に見えていた。
それでも、自分の経験上「コーチング(自分で考えて行動する能力をコーチと呼ばれる相談役との対話の中から引き出す自己改善技術。1990年代に米国で社員育成技法として始まる。)」の効果は絶大だと思っているから、それを使えばなんとか食っていけると信じていた。
事実アメリカでは通常に使われているサービスだし、その効果は経験学的に認められているのだからいずれは日本でも日常のサービスとして浸透するだろうと思っていた。
そんな思いをもって、六年半まえにスタートしたわけだ。
実際、フリーランスとして活動していくと需要などなく、結構四苦八苦するような気がしていた。それでも、もと同僚とかに仕事を紹介してもらって食いつないできた。
フリーランスになって最初に起こした行動は「マイコーチ」選び。ひとりでビジネスを展開するには、自分の性質上のむらっ気が心配だった。フリーランスになって、僕が必要と思うのは、絶え間ない行動と積極的な休養。これを着実に実行することが僕にとっての重要なポイントと思うのだった。
これに、なぜ「コーチ」選びをしているのか?
この問いに関しての答えは簡単だ。テーマを決めて、話すことが僕に取って自分を客観視する唯一の方法だったからだ。
会社勤めなら、同僚や先輩後輩に話すことはできる。フリーランスだと会社勤めとことなり気軽に話せる人は居なくなる。ましてや、アドバイスもせずに聞いてくれる人など皆無なのだ。自分語りをしていて思うのが、視野の狭さを補えないということ。自分の行動は全て正しい。という思い込みがあり、行動の修正ができない事が、ひとりで行う自分語りの弱点なのだ。
コーチがすることは
コーチングのコーチは、それを熟知しているので視野狭窄や手段の目的化を問いかけという手法で、気づかせてくれる。そして、あたかも僕が発案したかのように聞いてくれるのがいいのだ。
コーチングのコーチは、クライアントがあたかも自分で気づいたかのような環境を作ってくれるプロフェッショナルなのだ。このことで、自尊感情や自己肯定感がマシマシになるので、僕の行動は止まらずに済んでいる。
その結果、僕は6年半もの間、行動と休養を繰り返し適度な強度で仕事を継続することができているのだ。
僕が、アスリートやスポーツ指導者にコーチを雇って欲しいといっているのも、こういうことを実感しているからなのだ。
プロアスリートやプロのスポーツ指導者は会社に所属していない。個人事業主として短期間契約で活動している。そのストレスや行動を継続はもの凄い物だと想像している。そして、学び続けないと契約は更新されていかないのも事実だろう。
この方々も行動を適度な休養を取りつつ継続する必要がある。しかしながら、これがなかなか上手くいかない。それが現実だろう。
でも、コーチを雇うことでそのストレスは幾分か和らぎ、学習なども継続することが期待出来る。常に成長するアスリートやスポーツ指導者として存在し続ける事が可能なのだと考えている。
スポーツ指導者は、従前の指導方法が身についているので、疑心暗鬼になるだろうが、大丈夫。僕のサービスは3回の体験セッションから始めてもらうシステムになっている。
いつでも辞められるのだ。
なので、アスリートやスポーツ指導者の方々には試してほしいのだ。