コーチングはポテンシャルとパフォーマンスを高める非常に効果的なツール。
コーチング=自分で考えて行動する能力をコーチと呼ばれる相談役との対話の中から引き出す自己改善技術
僕に見えている日本の姿などほんの少しだと思うけど、僕が見ている社会では「教える」⇒「教えられる」でできているようです。
わからないと「成功者に習う」とか「先駆者に聞く」とかが多いと思うのです。自分で考えて発案しないのか!と思うことが多々あります。
僕の前職が自治体でしたので、よく「先進地視察」を行っていました。「先進地」にいって話を聞き、実物を見てくる。そして上司は言う。「これで成功していたのだから、導入してみよう」となるのです。
余りにも安直でバカとしか言い様のない感じがしませんか?
先進地は、地理的条件、時代、タイミング、気象、交通条件、人口、構成比、地場産業などの条件が、たまたま合致したに過ぎないのです。
そして、別の自治体で同じような似た案件を提案して実際にやってみると「失敗」します。
先進地としてやっている事をマネして、上手くいくケースはあります。ですが、上手くいかないケースが大多数になります。
自分の地域のことを理解していないから起こる悲しい事実です。多くの職員がかかわり、労力とお金と地域住民を巻き込んでプロジェクトを立ち上げ「先進地と同じ事」をします。結果、実を結びません。
では、どうすればいいのか?
正解など在るはずは無いのです。やってみて、修正して、修正して期待通りになったらそれが正解になるだけです。
アスリートも同じだと思っています。
一流アスリートのマネをして、一流アスリートの練習をそのままコピーしても、一流アスリートにはなれません。ある程度のところまでは行くかもしれませんが、一流にはなれないでしょう。結局は二番煎じです。
一流アスリートに教えてもらえばいい。という人もいます。スポーツ界では、この迷信が通用します。結果を残した人から話を聞けばいい。というもの。
先進地視察よりも悲惨なことになるかもしれません。
自治体の場合は、お金の無駄遣いだけで終わります。しかし、スポーツの場合は故障するリスクが高まるのです。
一流のアスリートになりたいなら、現状を理解して、自分にあった方法を試行錯誤の上、見つけるしかないのです。
それはしんどい事になるでしょう。途中で心が折れそうにもなるでしょう。
でも、それしか方法はありません。あなたが、世界に注目され結果を残すには、あなたのもっている強みを最大化するしかないのです。最大化する方法は、試行錯誤しかない。その試行錯誤は、自ら考えて、考えて、明らかにしていくしか方法はありません。そこには、タイムパフォーマンスとかコストパフォーマンスを考慮する余地はありません。
繰り返す事、失敗を受け入れる事、主観的でなく、俯瞰的に物事を捉えること。事実だけを見ること、感情を脇に置くことがポイントになります。
人間だから、やっぱり追い詰められていきます。それでもパフォーマンスを、ポテンシャルを上げたいなら、コーチを使うことが効果的なのです。
依存的なったり、必要以上に自己卑下してしまいます。
コーチを利用することで、いち早くその状況から抜け出すことが可能になっていくのです。
だから、欧米では日常的にコーチを利用するのです。
コーチを利用する意識の無いアスリートは、いつまでも悶々としているでしょう。
失敗から得ることもなく、成功しても卑下してばかりで一流には到底行き着けないことになるのです。
コーチを利用することで、感情を脇において思考することが可能になりますし、事実と解釈を区別する習慣もできますし、狭まった視野を広げる手助けもしてくれます。
あなたに目的があれば、コーチを利用することをためらってはいけません。
今からでも利用することをお勧めします。