ーやる気は「根性」ではなく、脳の静かな働きで決まる。ー
■やる気は「湧くもの」ではなく、“扱えるもの”です。
選手のやる気が続かない。
途中で練習が雑になる。
課題が積み上がらない。
その背景にあるのは、
選手の性格でも、努力不足でもありません。
脳の仕組みが、整っていないだけです。
第3回(指導者の怒りと脳)で扱った
「扁桃体の沈静化」「安全なコミュニケーション環境」は、
やる気の基盤をつくる“土台”でした。
今回の第4回では、その上に
行動が続くための“科学的な設計図” を重ねます。
■この講座が大切にしている世界観
あなたのシリーズと完全に合わせています。
●感情に流されず、脳の働きを理解する
やる気は“気持ち”ではなく、
前頭前野・線条体・ドーパミン回路の設計で説明できます。
●選手の自律性を尊重し、静かに行動を促す
強制ではなく、脳の自然な流れに沿って行動を起こす。
●安全で、判断がクリアになる場づくり
怒りを沈めた脳は、自己調整力が高まり、
行動の選択が「続きやすさ」に変わります。
●問いと振り返り(AAR)で前頭前野を整える
選手自身が“気づき”を言語化すると、
やる気は外発的ではなく“内側から”生まれます。
この世界観は、第1~3回と完全に連動しています。
■今回扱うテーマ
《やる気が続く仕組み:モチベーション行動科学》
- ドーパミンと達成感の静かなメカニズム
└「できた」と思う前に、脳はすでに反応している。 - 目標が続く/続かない決定的な違い
└ 行動科学の観点から“前頭前野に優しい目標設計”を学ぶ。 - AAR(振り返り)が習慣化を生む理由
└ 扁桃体を落ち着かせ、思考をニュートラルに戻す作用。 - PDFワーク(3種類)
└ 達成感の棚卸し/続く目標の再設計/AAR振り返りテンプレート。
■やる気は「刺激」ではなく、“静けさ”から生まれる。
スポーツ指導では、
どうしても「鼓舞」や「刺激」でやる気を引き出そうとしがちです。
しかし、それは扁桃体を刺激し続けるアプローチ。
本当に行動が続く選手は、
落ち着いた脳のなかで、小さな達成体験を積み重ねています。
あなたが提供できるのは、
その“小さな達成”が自然と生まれる設計。
強制でも鼓舞でもなく、
脳が自然と動き出す環境づくり です。
■本講座で得られる変化
①選手の行動継続が「偶然」ではなく「必然」になる
前頭前野の負荷を下げる設計で、行動は自然と続く。
②選手が“怒られないと動けない状態”から脱却する
第3回の「怒りと脳」と完全接続。
③指導者自身の行動も整い、疲れにくくなる
目標設計と振り返りは、指導者にも強力に作用します。
④安全で静かなコミュニケーションが選手の成長を後押し
「脅し」ではなく「安心」がやる気を支えます。
■こんな指導者におすすめです
- 選手のやる気が続かず困っている
- 自主練や課題が積み上がらない
- 怒りや焦りを使わずに選手を成長させたい
- 科学的根拠のある指導を取り入れたい
- 前頭前野を整え、判断の質を上げたい
一つでも当てはまれば、必ず価値があります。
■当日の流れ(120分)
●導入
└ 扁桃体を静かに沈める“内省の問い”
●レクチャー①
└ ドーパミンと達成感の科学
●ワーク①
└ 達成感の棚卸し(PDF)
●レクチャー②
└ 続く目標の脳科学
●ワーク②
└ あなた自身の「続く行動」設計
●レクチャー③
└ AARの力と、前頭前野の整理
●ワーク③
└ AARテンプレート実践(PDF)
●まとめ
└ 明日からの“小さな一歩”宣言
※予告なく内容が変わる場合があります。
■開催概要
●日時:12月27日(土) 9:30〜11:30
●会場:アクエル前橋 会議室(前橋駅北口すぐ)
●形式:対面ワークショップ(少人数制)
●参加費:3,000円(税込)
●定員:20名
■講師
勝つためのコーチ:茂木ゆういち
国際コーチング連盟(ICF)認定コーチ。
脳科学・行動科学に基づく「前頭前野を整える指導法」を専門とする。
怒りを使わず、安全で判断が深まる指導環境づくりに定評。
高校・大学・実業団・プロ育成世代の指導者研修を多数実施。
■お申し込み
▶ 今すぐ参加する(12/27開催)