コーチングとは?
「クライアントが○○○の質を上げるために行う効果的な対話」と、定義します。
コーチは「効果的な対話ができる人」と定義します。
と現在(2025/11/12)は整理しています。
日本において「コーチング」という言葉に当てはめる定義は、様々です。
日本に導入された時には「褒める」または「傾聴と質問」という定義が主流だったようです。
コーチ・エイ、マスターコーチ「谷口貴彦」氏のレクチャー、ICF定義のコーチングの学びを続けていると上記のような「褒める」「傾聴と質問」とは異なったものであることがわかってきます。
ちなみにICF定義のコーチングは以下の通りです。
ICF(国際コーチング連盟)が定義するコーチングです。
国際コーチング連盟は次のように定義しています。
「思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと」(“Coaching”- partnering with Clients in a thought-provoking and creative process that inspires them to maximize their personal and professional potential.)
この定義は、ICFの認定を受けたコーチ向けの定義です。クライアント向けには少々わかりにくいかもと私は思っています。ちょっと、言い替えるコトにしました。
コーチングは「クライアントが○○○の質を上げるために行う効果的な対話」
コーチは「あなたの望む○○の質を高めるために効果的な対話ができる人」
結構、腑に落ちている感じです。
自分の能力を発揮し尽くせない状態をそのままにしていませんか?
- こんなはずじゃない。
- いままで何を学んで来たんだ。
- まだ、学ばなければ成らないのか?
- あのとき、このことに気づいていたら?
- 今になって、やっとわかった。
- なんで、気づかなかったんだろう?
- いままで過ごしてきた時間は何だったんだ。
人生でよくあることだと思います。時間が経ってから気づいて、「あ~、もったいなかったな」と思うことがしばしばです。
これって、あなたの能力が発揮されていないことだと思いませんか?
「気づく!」ということは、対応できる能力を、才能を忘れていたことだと思いませんか?そうなんです。自分の持っている才能や能力を忘れてしまうんです。
コーチングとは「自分が持っている能力や才能、資質などを活かしきる」ために使うもの
ちょっと、この映像を見てください。
僕たちは、様々な知識を得ています。そして経験を積んでいます。過ごしている今も、知識を得て、経験を積んでいます。惜しむらくは、得た知識や経験は時間とともに不活性化してしまうんです。不活性化とは簡単に思い出せないところにしまわれてしまう状態と思ってください。持っているけど、活用されてないツールや本などを想像してください。
持っているけど、使われていないものを使えば良いだけなんですが、ついつい忘れていきます。それは、仕方ない事なのです。
でも、持っているものが活用できるとすれば、わざわざ新しいものを購入する手間も時間も費用も要らなくなりますね。そして、それらを組み合わせて活用できたとしたら、もっとも効果的だと思いませんか?
もったいない人に、なっていませんか?
タンスの中に、書棚に、物置にしまっていたことを忘れて、洋服を買ったり、本を買ったり、道具を買うこようなもったいない人にはICFコーチングは効果的に働きます。
効果的な聴き方、質問を使った質の高い対話で、忘れていた洋服や本、道具を思い出せます。一人では長時間かかっていまうことをワンセッションで思い出してさらに活用方法まで発案できたとしたら、どうでしょうか?
こんな調査をしている人がいます。
- 日本人が一般生活で年間145時間を捜し物に費やしている。(出典:<探し物に関する調査>日本で失くなった物の総額、この1年間で1.7兆円探し物に、年間約1週間も費やしていることが判明!~見つからなくなる物 男性は「充電器」、女性は「財布」~ | TrackR, Inc.のプレスリリース)
- 日本人のビジネスパーソンは年間150時間を捜し物に費やしている(出典:仕事中の探し物に費やす時間の割合 - Genspark)
合計年間300時間もの時間を、捜し物をする時間に費やしているのです。これに時給(2,000円/時間 年収400万円、年間勤務時間を2000時間とする)をかけます。
300時間×2,000円=600,000円/年の損失
60万円を探すために費やしていることになるのです。これって生産性めちゃ低くなると思いませんか?毎年毎年600,000円をかけて忘れたものを探しているなんて馬鹿げているとは思いませんか?
ICFコーチングを活用して、あなたが人生を豊かにして、幸せになると決める
極論を書き連ねていますが、これは物理的な捜し物のこと。知識や経験をいつでも活用できるとしたらあなたの人生はどう変わっていくのかを想像してください。スポーツでも、スポーツ指導でも、ビジネスでもどんなシーンでも通用することかと思います。
ICF定義のコーチングを活用していないのは、僕から見たら本当にもったいないものだと思います。
あなたは、自分の能力才能を活用する以前に探している状態なのかもしれないのです。ICFコーチングを活用することで、自らの知識や経験にアクセスしやすくなり、活用しやすくなると僕は実感しています。もう、ICFコーチングを利用しないという選択はないと僕は思うのです。
あなたは如何ですか?
追記:コーチングとは
日本と欧米のコーチの解釈の異なり
| 観点 | 日本 | 欧米(特にアメリカ・西欧) |
|---|---|---|
| 役割認識 | 指導者・教師・技術を教える人 | 伴走者・思考と成長を促す対話の専門家 |
| 目標観 | 技術習得 → 勝利・結果重視 | 自律した人材育成 → 結果はプロセスの延長線 |
| コミュニケーション | 上意下達/命令型 | 対話型/問いかけによる内発的動機づけ |
| 権威性 | コーチが正解を持つ | クライアントが答えを持つ |
| 育成期間 | 短期成果を求めやすい | 長期的成長を重視 |
| 文化背景 | 集団主義/同調圧力/上下関係 | 自立/多様性/心理的安全性 |
日本の「コーチ」観の背景
- “経験が正解”という思い込みが強い
- 「教える=仕事」「言えば動くはず」という期待
- 上下関係や体育会系文化
- 失敗よりも失敗回避が優先
- 自発性は「勝手な行動」と誤解されがち
結果として、
選手の主体性・判断力が育ちにくい
という構造が生まれやすいです。
欧米の「コーチ」観の背景
- 自己決定理論(Deci & Ryan)
- メンタルスキル・スポーツ心理学の普及
- アスリートはキャリアを自分で管理する文化
- コーチは質問するプロ/学習促進者
最終ゴールは
“自分をコーチできる選手”を育てること
です。
決定的な違い
| 自立の定義 | 日本に多い誤解 | 欧米の本来の定義 |
|---|---|---|
| 自分で考える | 「指示がなくても動ける」=我流OK? | 「自ら課題を発見し、改善し続ける」 |
結論(ひと言でコーチを言うと)
日本は「技術を教える人」
欧米は「可能性を引き出す人」
自らの○○の質を高めたい人は
ICF定義のコーチングを試してください。
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