ICFコーチングを利用すれば、楽になるのに・・
教えるのは難しい
昭和世代の指導者は、情報が少ない時代の指導者だった。
僕たち指導される側は、少ない情報を多くするために指導者からの情報をありがたく頂戴していた。
そして、「みんなで一緒にうまくなる」という風潮だったらから一様な指導と一様な考えで良かった。
時代が移りゆく中で、インターネットによる情報提供が主流になっていき、選手達は自分に有効な情報を引き出している。
指導者達が教えようとしていることが、事前に選手達が知ってしまっていて指導者のありがたみが薄くなっている。
情報提供や技術指導をしようにも、プロの指導者が解説付きで映像をUPしているものだから、市中の指導者は躍起になって情報収集している。
その状況下でさらに、指導者は苦境に立たされている。それは多様な価値観への対応となる。一人の選手と同じような指導が難しい時代になり、多様性に対応しようとしている。
いままでは、通用したじゃん。俺がされてきた指導法は間違っていたのか?
そんな苦痛を身をもって体験しているのだろう。
本当に教えるのが難しい時代になってきたなあと実感している。
コーチングの効果 ~データから見る~ - Coaching International
それで結果が出にくい
一生懸命に指導者が指導していても、ありがたがって欲しがっていないのだから、教えられたことが身につくことの効率は低い。
部活動であれば、2年ちょっとで成果を出さなければならないのです。でも効率が悪くなっているので、選手の成長が遅く質も低くなる。
ただ、それでも結果を出す人がいるのだから、修正は難しい。
試合や競技会で実際に動くのは選手。選手に結果を求めるのだから、ハラスメントになりやすくなる。負のスパイラルが続く。
まことに指導者の試練の日々であると感じている。
ICFコーチングは”パートナーシップ”で結果を出す
選手が主体的な行動をすることが、成長にも結果にもつながる。選手が自ら学ぶことで吸収・成長が早まっていく。これは、脳科学でも立証されている。
指導者は情報を収集して技術を身につけて教える。それも、個人個人に異なる伝え方をしなくてはいけない。途方もない作業を続ける。
ICFコーチングは、立場と役割を踏まえる。選手は結果を出す。指導者は選手の行動を促す。選手の現状を選手自身が自覚する助けをする。
教えるのと違って効率的になる。なにせ、選手が欲しがっている情報のみを提供すればいいのだから。
このやり方は、師弟関係ではないのです。パートナーシップでやっていく。信頼関係を構築するから、指導者と選手の間のわだかまりが少なく情報が伝わりやすくなるのでハラスメントの危険性は下がっていく。
喰いたくないものを無理矢理口に押しつければハラスメントになるが、腹ぺこな選手に食い物を目の前に提供するのだから効率化するのは当たり前。
欧米において、ICF定義のコーチングが効果的とされているのは、この状況からなのだ。
生産性が高くなり、自分自身の自信も深まっていくのがICFコーチングと思っている。
参考事例 ICF Japan Chapter | 一般社団法人国際コーチング連盟 日本支部 – 一般社団法人国際コーチング連盟
上記はインテルの例であるが、スポーツ指導においても同様な状況が期待出来ると思っている。
結果を出すには、ハラスメントまがいのことをしなければならないと思っている指導者にとっては、不都合なことかもしれない
No Pain,No Gain
たとえ、自分の経験が活きなくてもあなたが指導者で居続けるには、学びを深めることが重要だと思っている。
指導者は選手ではない。技術情報を提供するのはあるだろう。さらに、伝え方、モチベーションの高め方。選手の自覚を促す方法など、情報過多な現在で指導者がより重きをおくものは何だろう?
考えてほしい。指導者は選手の成長のためにいるのか?教えることに喜びを感じるためにいるのか?選手が、チームが結果を出すためには、指導者の役割は何だろう?と探索をしてほしい。
痛みをともなわなければ、得るものはない。
そういう人もいる。僕にとって一番の痛みは、自分の経験したことが否定されること。それでも、前に進むためには「痛み」を甘んじて受け入れ、先に進むための行動をしていくこと。そうだと感じている。
時代は移っていく。かつて天動説が地動説にとって変わったときのような大げさなものではないけど、個人的にはその程度の大きな痛みかもしれない。
それでも、指導者として進むためには、その覚悟が必要だと私は思っている。
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