教える×教えないでパフォーマンスアップ

スポーツコーチングは教えること?

公認スポーツ指導者の更新研修でスポーツコーチは何をしている人?と訊いています。すると、テクニックや戦術、ルールなどを教える人。と大多数の方が答えます。
それはそうだよね。確かに。
それが故に、選手の時に活躍していたひとをコーチにするチームは多いです。

ところが海外に目を向けると,コーチは「選手が成長することを促す人」みたいな意味になっています。

日本と海外のスポーツコーチの役割を比べてみる

日本では「技術を教える」「人間形成を担う」という意識が強い一方、海外では「選手の可能性を引き出す伴走者」「環境を整えるファシリテーター」としての役割が重視されています。
下の表では、日本と海外のコーチング文化の特徴を分かりやすく比較しました。

日本と海外のスポーツコーチの役割の比較
観点日本の傾向海外の傾向
役割の捉え方
  • 技術・戦術を教える指導者
  • 規律や礼儀を含む人間形成の担い手
  • 選手の可能性を引き出すファシリテーター/伴走者
  • 長期育成(LTAD)の設計者
リーダーシップ様式
  • トップダウン寄り
  • 「型」「反復」重視
  • 協働・分権型
  • 自律支援・意思決定の共有
コミュニケーション
  • 指示・訂正中心
  • 叱咤激励で士気を高める
  • オープンクエスチョンで気づきを促す
  • 対話型フィードバック(ICF的)
レビュー文化
  • コーチ主導の振り返り
  • 結果・反省点の洗い出しが中心
  • 選手主導のAAR/学習化
  • 次の行動に結びつくプロセス評価
主体性・自律性
  • コーチの意図を再現する力を重視
  • 「正解」志向になりやすい
  • 自律的判断・自己調整を重視
  • 失敗を学習資源として扱う
チーム文化の設計
  • 規律・上下関係を基盤にする
  • 暗黙知での共有が多い
  • 価値観・ミッションを言語化
  • 心理的安全性を意図的に設計
スポーツサイエンス活用
  • 現場経験と勘に依存しがち
  • データ活用は拡大中
  • 負荷管理・映像・データを標準装備
  • 専門職(S&C, 栄養, 心理)と連携
ステークホルダー連携
  • 学校・保護者・地域と連携(部活動)
  • コーチが多役割を兼務
  • 医療・トレーナー・家族・エージェントを結ぶハブ
  • 広報・メディア対応も役割に含む

※ 一般的傾向の比較です。競技・レベル・地域・指導者個人の方針により差があります。

これはOpenAIで作成してもらいました。

僕はこれは言い得ている。的を得ていると思います。

主体性を育むために

海外は、教える。<教えない。という環境が整っていて、選手が自律的に練習を行うようになっています。
学習が未熟な場合、教えるという選択肢があります。それでも、選手が吸収したいと思う方が吸収率が高いことは事実です。そのような環境を提供していくことがこれらのスポーツ指導になっていくのだと思います。

日本において、海外のスポーツコーチのコーチングを学ぶ環境があまりにも少なすぎます。そして、海外のスポーツコーチングを体験できていないから、今までのスポーツコーチの中には懐疑的な面があります。

海外のスポーツコーチングはICF定義のコーチングに近いのです。特に対話部分ではほぼ一致していると思うのです。

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日本における指導者と選手対話で海外のスポーツコーチング型を身につけることで、「教える×教えない」というスポーツ指導者になれるのです。

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