5月に2冊の本を出しました。
指導者の声が選手に響くために、何をすればいいのか?多くの指導者は試行錯誤を繰り返しているのではないのかな?と想像しています。
選手の事をおもえば思うほどに、真剣さを増していきます。そんなときは、自分の事はさておいて、相手(選手)のことばかり考えてしまいます。ここで注目したいのが、自分の在り方というものです。
選手の成長を考えているから、仕方のないことと思いますし、それだけ一生懸命であることの証拠でもあるとも思います。
ただ、選手に響く言葉というのは言葉を発する人の「在り方」によって左右してきます。自分のことを捉えた上で発する言葉と、自分を見失っている人の発する言葉では、前者の方が間違いないなく響きます。
自分をしっかり持つ。
人間の脳の構造上、自分を見失うことは当たり前にあることです。見失うが故に、指導に一貫性がなくなってしまうのです。
それを防ぎたい、防ぐ方法はないだろうか?と考えると一日ひとつの問い掛けが有効です。日めくりカレンダーと同じ理屈です。
こんなことを書いています。
「いま、あなたは“教える指導者”ですか? それとも“引き出す指導者”ですか?」
小コラム:
コーチングの本質は「導くこと」ではなく、「選手が自分で見つける手助けをすること」です。
しかし、私たちはつい指示や正解を先に与えがちです。
この問いは、自分の普段の関わり方に気づき、“教えすぎていないか”を見直すスタートラインです。
如何ですか?
あなた自身の成長のために、、