人は本来、前頭前野フル稼働で生きていた
――今が“生ぬるい”だけの話
12月19日に、ホンマルラジオで新しい放送が公開されました。
今回のテーマは、
「人は本来、前頭前野フル稼働で生きていた。今が“生ぬるい”だけの話」。
少し強い言葉に聞こえるかもしれませんが、
このタイトルは、誰かを煽るためのものではありません。
むしろ逆です。
本当に「今」は、そんなに厳しい時代なのか?
よく言われます。
- 正解のない時代
- 変化が速い
- 自分で判断できないと生き残れない
- 組織は守ってくれない
確かに、その通りです。
ただ、歴史を少し引いて見てみると、
「判断を迫られない時代」の方が、圧倒的に例外だったことに気づきます。
戦国時代の武士も、
幕末の志士も、
「どの選択をすれば安全か」など、誰も教えてくれませんでした。
それでも彼らは、生き抜いてきた。
なぜか。

高度経済成長期だけが“異常にぬるかった”
戦後からバブル期にかけての日本は、
歴史的に見ても、かなり特殊な時代でした。
- 言われた通りにやればいい
- 判断は上がしてくれる
- 失敗しないことが正解
- 組織に従えば、人生は安定する
この環境に、脳が最適化されてしまった。
問題は、
社会はすでに「元の世界」に戻っているのに、
脳の使い方だけが、そのままなことです。
前頭前野は「鍛え直せる」
前頭前野は、
- 考える
- 比較する
- 予測する
- 感情を抑える
- 衝動をコントロールする
といった、
人が判断するために必要な機能を担う場所です。
そしてこれは、
生まれつき決まっている能力ではありません。
使えば回復する。
使わなければ、鈍る。
筋肉と同じです。
現代で、前頭前野が確実に働かされる行為
では、どうすればいいのか。
放送の中で辿り着いた結論は、
とてもシンプルでした。
前頭前野が逃げ場なく働かされる行為は、実はひとつしかない。
それが、
**「対話」**です。
ただし条件があります。
- 否定されない
- 正解を教えられない
- 自分で考えないと先に進めない
- 安心はあるが、甘やかされない
この条件が揃った対話。
だからこそ、
ICFコーチとの対話は、
単なる会話ではなく、
前頭前野のトレーニングそのものになるのです。
今、迷いや決断の重さを感じている人へ
もし今、
- 決めるのが怖い
- 考えるのがしんどい
- 選ぶことを避けてしまう
そんな感覚があるとしたら、
それは能力の問題ではありません。
前頭前野を、しばらく使っていなかっただけです。
この放送では、
その背景と、取り戻すための現実的な方法を
30分かけて丁寧に話しています。
▶ 放送はこちら
https://honmaru-radio.com/mogiyuichi202512/
「頑張り方」を変えたい人、
「判断の質」を取り戻したい人には、
きっとヒントになるはずです。
ぜひ、耳を傾けてみてください。
