プレッシャーをどのように理解していますか?
あなたは、プレッシャー(圧力)を感じた時、どんな感情で処理しているのか?が鍵になります。
プレッシャーは、周囲が発している情報をあなたの思考がどのように処理しているのかに原因があると考えます。
プレッシャーを感じる人と感じない人の思考回路が異なっているのです。
どんなプレーヤーに対しても周囲の”期待”は在るものと設定します。例えば、親族とかファンとか同年生とかライバルとか。
”期待”にも数種類あります。「成功」「全力を出す」「失敗」「ヘマ」などがあります。
これらの期待は情報として五感からあなたの脳へ送られます。この情報をあなたの思考回路が感情とからめ、先入観とからめ処理していきます。
神経回路の作られ方から考える
「神経可塑性」という言葉を、僕は「BRAINDRIVEN」青砥瑞人:著から知りました。
この本の中に、脳神経のネットワークは使わないと損なわれていく。という表記があります。
ということは、、
使っている脳神経ネットワークだけが残る
ということに理解できます。
周囲の期待をプレッシャーに感じる人のパターンはこんな感じになります。
図-1
赤く太いネットワークになっていると、プレッシャーとして認識するのです。
期待通りになる。かもしれないけど、期待からずれるという想像への脳神経ネットワークが構築されている状態になっているというものです。
プレッシャーに負けない。プレッシャーをエネルギーに変えている選手の場合には、このような脳神経ネットワークになっていると想像できます。
図-2
日常の想像が脳神経ネットワークを作っていく
神経可塑性が21世紀に入り、明らかになってきたのです。そして、使っていない脳内ネットワークは廃れていく。損なわれていくということがわかってきているのです。プレッシャーに強くなる、プレッシャーをエネルギーに変えていく選手の日常は、図-2の思考を繰り返しているのだと想像できます。
思考として、自分は期待通りの結果を出すことができるという思考を繰り返していたと想像できます。
人類は生き残る為に、マイナス面を捉える思考がデフォルトになっていると考える
最初から、図-2の思考を人類はもっていれば良いのに。と思うことはしばしばあります。ですが、石器時代において、生き残っていくためには自らの危険察知能力と自らが陥る最悪を予知し回避する能力を高めていったと想像できます。
生存競争においては、他人の欠点を突くことが生き残るために必要な能力であると仮定します。すると、相手の欠点を察知する能力を研いてきたことになります。
これらを総合すると、他人にせよ自分にせよ欠点やマイナス面を捉える能力に長けているかと結論づけることが可能です。
ポジティブな思考ネットワークをつくるには、日常からの思考の方法を工夫する
デフォルトで最悪を予測し、他人の欠点を見てしまう人は、思考ネットワーク的にポジティブなネットワークが廃れている、損なわれています。
神経可塑性から考察すれば、ポジティブネットワークをつなげることが可能である。と結論づけることができます。日常側ポジティブな想像が可能な状態にいればいいだけです。
これはあなたにもできることなのです。
ポジティブな思考を持っている人との会話が脳内ネットワークを再構築する。
選手が、ポジティブな脳内ネットワークを構築する際に効果的な方法は、対話を通してポジティブな言葉を使っていくということは、上げられます。この方法の他にありますが、私がお奨めするのは、この方法です。
言葉から思考にもっていくという方法です。そのために有効な方法が、問いかけがポジティブな脳神経ネットワークを構築するために有効なモノを問いかけてもらうことです。
ネガティブな状況をポジティブに選手が捉え直すことが可能な問いかけは、様々あります。
それを僕のセッションで体験してほしいと僕は考えています。