スポーツコミュニケーション

アスリートは開拓者であってほしい。

僕を選ぶと、僕をおしゃべりパートナーとして雇うと、その人はなぜ、トップアスリートになる確率が高くなるのかを考えています。

僕はアスリートではありません。アメリカ流コーチングの使い手としてプロを名乗っています。その僕がなぜ、トップアスリートになる確率をあげると言えるのかを少しお話しします。

幾つも前人未踏の経験を、自らの工夫とマインドセットで乗り越える視点を持っている。

前人未踏とは、今まで誰も経験したことがない状態で、今まで誰も目指したことがない未来を創っている。ということだと思っています。

このようなマインドを持った人と一緒に過ごす事が、アスリートにとって有益だと考えています。僕は、トップアスリートの方やその分野の第一人者と言われている方とお話しすることがあります。一般的に言えば、僕などが話すのは恐れ多い人達です。

この方々に、一介のプロコーチがお話しするのはおこがましいかもしれない。という意識が顕在化します。それを敢えて話に行きます。そこでお話しする時間はとても貴重であり、刺激的なことになります。その時間を経験することが、僕の行動に影響を与えています。

僕の価値観からすると、もの凄いことをしている人達です。度胸が要ります。あえてお話しすることでみえてくることがあります。そして、自分の行動が変わって行きます。

異分野であればあるほど、視点が増えて視野が広がっていくのを感じます。

  • こんなアプローチの仕方があるんだ。
  • こんな見方もあるんだ。
  • こんなやり方もあるんだ。

驚きの瞬間がおとづれてきます。これが良いのです。

アスリートでない僕と話す事で視野がひろがるのです。

アスリートが課題にぶちあたります。そんな時にどうすればいいのか?

  • 同じ分野の先人に聞く
  • 同じ分野のトップアスリートに聞く
  • 同じ分野の指導者に聞く

そんなことを思いつきます。この行為は誰でも思いつくのです。ということは、他の誰かがやっていることなのです。

トップアスリートになるということは、他の誰かがやっていないことをする。

ということなのだと私は思うのです。先人に聞いても、指導者に聞いても、トップアスリートに聞いても自分の経験談からの意見を伝える事でしょう。参考になります。どんどん訊いて欲しいのです。それでもなお、課題を解決できないので在れば、僕のような異分野のプロに話をすることが有効になります。

物事は、同じ方向からみているひとに聞いても、同じことしか言えません。同じ物事でも異分野の人に聞いてみると、あなたと違う意見を聞くことが可能になります。これが、突破口になる可能性が高いのです。

視野を広げるとは、あなたと違う意見を聞くことになります。これによって、ものの見方に変化があります。そこから突破口が開けるのです。

そこで、なぜ私なのか?を付け加えることになります。

僕は、一人暮らしを始めた大学時代から公務員時代を含め、前人未踏のことをやってきています。自慢話に聞こえると思いますが、お付き合いください。

ひとつは、学生時代です。38年前、コミュニティーFMというミニFM局が流行していました。無免許で狭い範囲にFM放送をする。これをコミュニティーFMといっていました。僕の大学にもコミュニティーFMがあり、放送研みたいなサークルに入らないとできない。という認識が一般的でした。

そのサークルにはいるのは少し嫌だった。でもやってみたい。どうすればいいのか?

インターネットなど、無かった時代です。情報は限られる中、情報収集をします。

できるだけ少ない額で、自分独自の特色を持ったFM局を開局したい。もちろん無免許で、、ここで工夫します。すでに私にとって、前人未踏の経験です。周りには同じことをしている人はいません。だれにも聞けません。だれも知らない。
放送するにはマイクが必要。発信器が必要。アンプも必要。でも金がない。
だったらどうする?という思考で検討を進めます。

コミュニティーFMの要件を調べます。
マイクの知識を入れます。
アンプの原理を調べます。

つまりは、放送局の構造を分解し、最低限の金額で再構築する。

これを行い、大学一年生の6月にミニFM局を開局するにいたります。

僕にとってのチャレンジです。このチャレンジは僕にとっては、当たり前のことなのです。僕のことを周りに訊くと、「珍しい奴」と映っていたようです。

開拓者は、珍しい奴なのです。

トップアスリートは開拓者だと思っています。

上記の工夫は、一人でもできます。でも時間がかかります。視野を変えることで、物事のすすみが格段に早くなることがあります。当時の私にとっての話し相手が「町の電気屋さん」でした。FM放送をすることに関しては全くの素人の方だったのですが、面白い!といって話を聞いてくれていました。そこから、構造を分解することや見方を変えることが可能になりました。

その方のマインドセット=意識は、面白いことをしよう。でした。とにかく、未踏の地を開拓したいという方で、抜きん出ている感じです。

アスリートは、未開拓の分野を切り開いてトップアスリートになります。アスリート独自の試行やチャレンジを繰り返し、自分の強みを発揮していきます。強みを発揮することでトップアスリートへの道が切り開けるとしたら、異分野の人と話し、自分のプレーに対して異なる見方のひととの話がトップアスリートへの道を切り開くことになると私は思うのです。

私は、「だったらどうする?」というマインド(意識)で物事にあたります。こんな私と話す事が、トップアスリートへの道を切り開いていくと確信しています。

敢えて異分野の人を相手のおしゃべりをする。

これがトップアスリートになる方法のひとつではないでしょうか?

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