なぜハイキューは読まれているのか?
ハイキュー!!公式サイトから引用
息子が読んでいた「ハイキュー!!」48巻までが息子の部屋にあります。いま、それを読み直しています。
漫画なので、今の高校生をそのまま当てはめることはできません。しかし、意識の高い漫画であるコトは事実です。日本国内の出版部数を調べると6000万部を超えているんです。
今の日本の人口が約1億2000万人です。
6000万部ということは、2人にひとりの割合で流通しているということになります。
Z世代の多くの人が読んでいると仮定する
読んでいて、僕は希望を持ちます。体格の差を埋める運動センス。普通の身体で、弱気な人。孤独を好む人、体格には恵まれているけど自己効力感が薄い人。めちゃくちゃプライドの高い人。
多様な性格を持ち合わせている人達が、「活躍したい。」と思うことから行動を起こしていく。
そして、その人たちが部員に対してもっているものは「期待」なのです。
そして、訳なく可能性を信じている。それが基本軸にあると思えるストーリーです。
その物語にZ世代の多くの人達が魅力を感じ、購入し、映画を見にいって、アニメを見ているという事実です。
昭和、令和の物語との差は?
キャプテンという漫画、MAJORという漫画を読むと、期待よりも疑いが基軸になっている。とも言えるかもしれません。
キャプテン50周年公式サイトから引用
穿った見方であれば、失敗をした人の傷口をえぐるような描写もあったと思います。これは時代の流れであり、その当時はそれで良かったのです。
申し添えますが、僕は「キャプテン」という漫画を愛読していました。小学生にして全巻揃えていました。努力、忍耐が基軸のストーリーです。
失敗を指摘し、修正するというのが流行った時代なのです。
ジェネレーションギャップ
時代の変化に対応していくこと。しかし、青春時代を消すことはできません。だから、対処していく事が大事なことなのです。
スポーツの現場でも、ビジネスでも同様と考えています。少年時代に何に影響されていたのかを改めて考えていきたい。そのことから、これからをより良くするための方法はないのか?を探っていく力を持てれば、これから先を活き抜いていけるのだと思うのです。