もっと具体的に話せば、スキルは格段に向上する。
日本のスポーツの現場において、コーチングというと教えるとか導くになりそうです。僕が提供している「アメリカ流コーチング」は選手主体のコーチングです。そもそもが、選手がなりたいものになるためにコーチングがあります。
アメリカで整理されたコーチングというスキルは、クライアント(選手)主体になります。選手が自らで語り、自ら行きたい場所に行けるようにパフォーマンスを最大化する会話術です。
日本では、選手も指導者も指導者が育成したい選手になることが、スポーツの指導と思っている節があります。選手自身がなりたい選手像がなく、指導者から言われた選手像を体現していくものと思っているのでは?と思うことが多々あります。
そのやり方もあるのかもしれませんが、それでは、選手の個性が十分に活かされていない状態だと僕は思わざるを得ないのです。
まあ、そんな話はさておき、コーチングという会話術は競争社会のアメリカでごく当たり前のように使われているサービスです。文化面の違いがあるので、日本になじむかどうかは、コーチングが日本に導入され40年近くになる現在ではなじんでいないという結論にならざるを得ないと思えます。
しかし、時代の流れでコーチングサービスを使う場面が今になってでてきていると僕は思えるのです。
大企業の終焉、起業の隆盛、多様なサービス、多様性の必要性、年功序列の破壊など、どれをとっても昭和時代のようにたやすく未来を予測できる状態ではありません。
一人の価値観で結果を出せる時代でないことには、当にきづいていましたが、現実の問題として目の前にあると思います。
となれば、個人の能力をフルに使う時代に変わっていると感じます。権威を頼りにせず、今の価値観で生きていくしか無い時代です。
そうすると、本音で語る機会が少なくなった現在では本音を話し、未来を構築する話し相手を必要とすることになります。その相手こそ、コーチという存在です。
で、コーチを雇ったは良いけど、何を話したらいいのか。どんな風にセッションの時間を費やすことがいいのかがわからない。そう思うクライアントがいます。その方々に向けて、お話しをしていきたいと思っています。
これから、シリーズで続けます。愉しみに聴いてください。