コーチの雇い方

コーチの雇い方(16)継続的な成功を望むなら、コーチを雇い能力を高めるという雇い方。

世の中、効率的にとか,すぐにとか、楽してとか、簡単に・・等と行く言葉で誘っている場合があります。僕もこの状態を望んでいますが、簡単に成果を出すことが難しいことだと認識しています。

簡単に成功できるコトを望む人はコーチングを選択しない方がいい

でも簡単に成果が出せるのであれば、それに超したことはない。と思ってしまいます。現に、簡単そうにできている人達を目の前にすると(簡単にできているとは僕の思いこみです。)簡単にできる方法があるのではないか?という風に感じてしまいます。

広告などで、その言葉を目にすると飛びつきたくなります。

私たちは一体何を求めているのでしょうか?

そこに帰着してみては如何でしょうか?

「そもそも、なぜビジネスや夢を叶えたいと思っているですか?」

論理的にはビジネスで結果をだす能力があり、縁に恵まれていて、その状況下で時代にマッチしていたから・・という感じなのだと仮定します。

1)ビジネスで結果を出す能力
2)縁に恵まれる
3)時代にマッチしている。

という3つの要素がある。このことから、成功という成果が得られます。

仮説(A)として、
1)や2)が無くても、そのときにある能力がたまたま時代にマッチしている場合も成功を収める場合があると思うのです。

この仮説の場合は、すぐにとか、簡単に、楽して成果を出すことは可能だと推測することができます。

一発屋と揶揄される場合には、仮説(A)に当てはまる場合が多いのだと思います。もちろん例外もあります。

お笑い芸人で「テツ&トモ」というコンビは、テレビこそ出ていませんが報酬という成功を得続けている芸人の1つです。

一発やで終わってしまっている人達の中には、別の手法で成功を収めている人達もいます。
例えば、ソロキャンパーの「ヒロシ」も上げられると思います。

仮説(A)の場合、たまたま幸運でなり得る事があります。

ですが、継続性を検証してみてください。同じように成功を収めているのでしょうか?
同じように笑いや芸で継続して成功を収めているのでしょうか?

私はこの件について、否定的な見解を持っています。

たまたま幸運はそのときだけになります。簡単にとか楽してというのはそのときだけになります。

継続性を高めたいときには仮説(B)で考える。

「7つの習慣」というビジネス書で”P/PCバランス”を取り上げています。
P=目標達成
PC=目標達成能力

上記2つの項目でバランスを取りながら行動し、PCを高めるという方法です。

まず一つ目の目標”P1”を達成するための能力”PC1”を身につけます。この目標は実現可能な目標を造り出します。”P1”が達成できるとはそのための、”PC1”という能力が身についたコトになります。次の目標”P2”を設定します。これは、”PC1”を前提とした実現可能な目標になります。そして、”P2”を達成していきます。次は”PC2”を前提とした実現可能な目標”P3”を設定し実行していきます。

このように、PC1、PC2、PC3・・・という目標達成能力を備えていくことになります。このように目標達成能力を順次備えていく方法で、より高く継続的に目標を達成することになる。

というのが仮説(B)になります。

仮説(B)の場合、PC1を備え、P1を達成する。PC2を備え、P2を達成する・・を継続して行くので、実行力が問われます。

仮にあなたが、このPC1、PC2、PC3・・を一人で身につけていくとしたら、どのくらい時間を要するのでしょうか?この実現可能性をどのように判断するのでしょうか?

コーチを雇って仮説(B)で行動する

人間は楽をして生きていきたい生き物である。同時に自分を高めたい生き物である。という感じがします。楽をして高めたい。そう思うのですが、なかなかうまくいきません。多くの人が、自分を高めたいと思っているけど、挫折してしまったり諦めてしまうのではないでしょうか?
一発屋を目指すのであれば、時代の流れをつかむことで成功は可能になります。
ですが継続的に成功を収めるのであれば能力を高める行動を取る必要が生じると考えます。
能力を高めるとは、私の場合思考力を高めると同義と捉えています。言い替えれば脳神経機能を高めると解釈しています。

脳神経細胞は、筋肉細胞と構造が似ているのだそうです。筋肉細胞を鍛えるためには、適度な負荷を継続的に与え続ける事で、筋肉細胞の能力が高まります。
とすれば脳神経の機能を高めるために、継続的に適度な負荷(この場合は刺激)をかけることとなると仮定します。

この能力を高めるために、脳神経細胞に刺激を与え続けるのです。

その刺激は、一人でできるかもしれません。ですが、自分以外の人から受ける方が効果的だと思うのです。スポーツ選手がコーチをつけた方が成長が早くなるのは、このことを裏付けていると考えます。

継続的に成功し続ける人はコーチをつけている。それはスポーツ界の常識です。
ビジネスで成功し続ける人は思考力を持っている。
思考力を鍛えるためにビジネスマン、経営者、管理職はコーチをつけている。ビジネス界の常識になってきています。欧米では既に常識になっています。

グローバル・スタンダードな方法となっています。

日本ならではの方法、慣習にしたがうという方法だけでは、グローバルスタンダードに他一考できなくなる日が、近い将来にやってきます。

そのときでは遅いのです。

慌ててコーチを雇って、すぐに結果を出すだけの脳神経に成長させることはできません。
それは100mを16秒かけて走っているひとが、コーチをつけたらすぐに12秒で走ることができないのと同じなのです。

脅しになってしまうかもしれませんね。ですが、個人的な危機感として、このくらいの言葉が必要だと感じています。

既に、日本はグローバススタンダードの波の中にいるのです。まだ、間に合います。
あなたに適したコーチを見つけて、脳神経を鍛えてほしいのです。

令和4年5月27日(金)
茂木ゆういち