コーチの雇い方

コーチの雇い方(5)優しいコーチが良いのか?と考えていると、あなたにとってのベストコーチは見つからない。

世界にたったひとつの花を咲かせるつもりがあるのであれば、優しさだけではどうかと思う。

何を目的にしているのか?をシンプルに問い続けて欲しい。

コーチに寄り添ってもらう。という考え方はお奨めしないです。というのも、コーチを雇う目的は何なのでしょう?ということです。
コーチはあなたの目的を叶えるために雇うものなのです。あなたの目的やゴールへ続く道のりは平坦ですか?アスファルトで舗装されていますか?簡単に進めそうですか?

あなたの目的やゴールへ続く道は、既に誰かが叶えたものなのでしょうか?
であればコーチなど要らないですね。そう思います。

あなたが叶えたいものは、きっとまだ、誰も到達していない場所なんだと思うのです。きっとへこたれる事もあるでしょう。疲れ切って、へたり込んでしまうこともあるでしょう。でも、どうしても叶えたいゴールまで行きたい。でも、一人では心細い。僕一人では到達できないかもしれないから、パートナーを雇うのではないですか?

そのパートナーを選ぶ基準は「優しさ」という基準で探すのでしょうか?

僕は、違うと思っています。

コーチ自らが、何かにチャレンジしている。そんなコーチを雇うのです。
コーチと一緒に居ることで、コーチが僕のそばに居ると認識できるだけで、自分を奮い立たせてくれる存在だと思えるからなのです。

オリンピックを目指す選手がコーチにオリンピック経験者を選ぶ理由

安直というと問題ありかもしれませんが、僕はこう思います。チャレンジをしてきた人だから。という理由です。その人がそばに居るだけで、勇気をもらえるという理由からだと思うんです。

ビジネスのコーチも同じだと思うんです。だから、優しいという基準はフラットにしていいと思うんです。優しいコーチで結果を出せるためのプロセスを踏めるのであれば、その方がいいですし、プロセスを踏めないのであれば、辞めた方が良いと思います。

結果をだすためには、必ずプロセスがあります。どんな結果をだすのか?ということを踏まえ、プロセスで自らが挫折しそうになるときに平然とコーチングできる人を勧めたいとおもうのです。
挫折しそうな時に、鼓舞したり、共感したり、励ましたりも必要かもしれませんが、それはコーチでなくてもできる事だと思います。コーチの役目は、挫折しそうなときに経たプロセスから、何を得たのか?どんな経験をしたのか?その経験などを「クライアントの資産として受け入れることができるよう影響する。」事なのだと思うのです。

世界にひとつだけの花

槇原敬之の歌です。あなたが叶えたい目標は、結果は「世界にひとつだけの花」だと思います。その花を咲かせることは、だれも咲かせたことのない花であるはずなんです。だから、そのプロセスは前人未踏の場所をあるくことなのです。

だからこそ、その前人未踏の場所を歩くために、そのパートナーとしてコーチを雇う。ということがあるのです。

2022年4月11日
茂木ゆういち