コーチの雇い方

コーチの雇い方(2)「良い」「悪い」で物事を判断している場合、成長は見込めないと思った方が良い。

デジタル思考からの脱却が創造性を産む

いま、「良い」「悪い」で物事を判断している場合、成長は見込めないと思った方が良い理由。

かつては僕も「良い」「悪い」で物事を判断していました。あなたはどうですか?それは「良い」。それは「悪い」と判断していませんか?そうなっていたら、成長脳にならないと思っています。

良い悪いの境目ってどこにあるんでしょうか?
物事は「良い」「悪い」の2択でしか判断できないのでしょうか?

こんな事を問われること、あると思うんです。習慣として「良い」「悪い」の2択で選んでしまう経験が多いと、その思考から抜け出すのは大変なんです。

なんたって、脳神経がこの2択を正しいと認識してしまっているから・・

桜の花が咲いた
桜の花が咲いていない

4月、桜の開花の会話をこんな風にやっているとしたら、、

花の蕾は、徐々に膨らんでいきます。膨らんで花びらが開いていくんです。突然、開くわけでもないんです。でも、咲いた、咲いていないの2択で会話してしまうんです。

知っているのに、習慣化しているから2択でしか話せないようになってしまっているのです。

コーチを雇う理由として、2択判断、ステレオタイプ、0-1思考から離れる。ということがあります。

成長過程では、徐々に変化していきます。この徐々に変化という捉え方ができる様になって、ビジネスが変化します。
いきなりビジネスが変容することはありません。徐々に変わり、あるポイントをきっかけに爆発的に売れるようになる。あるいは業績が伸びるようになるのです。
爆発的に売れる。爆発的に業績が伸びるというポイントだけを見続けると、変容の途中過程が見えなくなるのです。

2択思考が経営者の習慣としてある場合には、徐々に変わって行くことが、はっきり言えば、「不可能」なのです。

経営者の2択思考は、社員のモチベーションを下げる効果があります。社内の雰囲気を下げる効果があります。

経営者の思考が2択思考に偏っている場合には、会社を存続させることための社員の行動を減退させるでしょう。

かつて、公務員だった時、上司にダメだしされたときは「良い」「悪い」の判断しかしていない上司でした。その上司の下の組織の雰囲気は、悪いものでした。結果を出す必要があるのですが、スピードも出す必要があるのですが、良い悪い2択の場合は本当に辛いのです。何が辛いのかといえば、90%大丈夫でも上司が残りの10%が気に食わなければ「悪い」というレッテルになるのです。別の社員が上司に伺った場合、70%大丈夫で30%悪くても「良い」というレッテルが貼られる場合、最悪です。
2択は判断基準を曖昧にします。このことが、社員のモチベーションを下げ、雰囲気を悪くするのです。

しかし、習慣は変わりません。
一人では変えることができません。

そんなときに、コーチを雇う理由があるのです。

私の知っているコーチのは、例えば判断基準や成長度合いを割合や%で示すことを提案します。そして、セッションでは、割合や%で会話を重ねます。
セッションを重ねる毎に、割合や%での思考習慣が身についてきます。
経営者が、この思考習慣が身につけることで、社員の評価基準を自らが割合や%で示すことができる様になる可能性が高まるのです。

経営者の思考が、2択思考と割合思考をバランスの良い状態で、思考習慣を身につけることで、社員の成長と組織の成長が見込め、徐々に成長する組織への変容が期待出来るのです。

コーチを雇う効果はこんな処にも出てきます。

2択思考が正解だと思っている経営者の皆さま、それは、どの程度有効なのかを俯瞰視してみることをお奨めします。

もし、2択思考の習慣を修正したいのであれば、コーチを雇う理由のひとつになります。

2022年4月7日 9:48
茂木ゆういち

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