スポーツコミュニケーション

簡単にできる物じゃない。それはわかっているけど、できるなら簡単になりたい。

ちりも積もれば山となる

確かにそう思うけど、そんなに簡単なことじゃないとわかっている。
できた物を見ると簡単に作ったものと思える。
笑顔で記録を創ったアスリートのインタビューを見ていると、自分もできそうになる。実際にやってみると、(私にとって)途方もない行動と思考が行われていることを知る。
多くの時間を割き、勉強もして、体を(今の)自分の限界まで出し切り、さらに限界値を上げていくことを実行しています。
日々の積み重ねでしか、得られないものがあることを知っているのもアスリート達です。
その実行する姿には、感動すら覚えます。
自分の成りたい姿になる。
その欲望を現実にするために、自らの限界を日々更新しているのです。
日々限界を更新し続けていると私は認識しています。

僕は、運動の専門家ではありません。アスリートでもありません。単なる「コミュニケーションの専門家」です。
ですから、スポーツのテクニックやスキルを語ることはできません。
知っていることは、コミュニケーションがパフォーマンスに与える影響とポテンシャルに与える影響です。
また、脳神経科学的なアプローチからわかっているパフォーマンスとポテンシャルの関係です。

この二つのアプローチは、アスリートが日々の限界を更新することに対して有効な手法であると信じていることです。

人類の特性ーその1ー

類の脳の特性は、見たい物を見て、聞きたいものを聞く。というものです。自分に興味関心があることに対しては、深く知ろうとします。この特性によって専門家がでてきます。専門家になれるのは、この特性を活かすからなれるのです。
 この特性にはデメリットがあります。物事の一部分だけを見る。という状態を創り出します。物事の一部分だけを見ている状態は、「木を見て森を見ず」という状態になります。
このことわざは、「細かい点に注意し過ぎて大きく全体をつかまない。」を示しています。人類が陥りやすい状態です。この状態を別の言い方をすれば「近視眼的な状態」となります。目の前のことに一所懸命な状態といえると思います。

アスリートとして、この状態は有効なのです。
ですから、人類の特性を最大限活かしているとも言えるのです。

成長することと目の前の事

アスリートとして目の前のことに一所懸命になることは大事です。注視したいのは、その後の事です。目の前のことが終わったときに、燃え尽きてしまうことがあります。この状態は、成長が止まる。ことと同義になると私は思っています。

成長が止まる。

これは、目標としてる「成りたい自分になる」になれない。ということも意味しているのです。成長して、成りたい自分になろうとしているアスリートにとってはデメリットの一つになります。
ですので、アスリートは人類の特性である「目の前のことに一所懸命」な状態と「目標を見据えた行動」の状態のバランスを整えることは重要になると思います。

人類の特性ーその2ー

ひとりで、視点や視距を変えることは難しいのです。人類は「見たい物をみる」「聞きたいものを聞く」です。正常化バイアスがはたらきます。自分のやっている事は正しいのです。近視眼的になったとしても、「正しい!」という認識が働きますので、ひとりで修正することが困難なのです。
そして、他人から「こうした方がいい」「ああした方が良い」というアドバイスをもらったとします。そのときの反応を思い浮かべてください。

「僕は間違っていたの?」

という状態になってしまうことがあります。「正常化バイアス」を否定された状態になりますので、アドバイスした人に「嫌悪感」が生じます。「嫌悪感」が生じた状況においてアドバイスが効果的であるかどうかが課題になるのです。
「正しい」「正しくない」のではなく、「嫌悪感」が生じている状態が課題なのです。

これも人類の特性なのです。

人類の特性を利用する

自分の出した答えは、正解である。という特性を持ち合わせているとしたら、この特性を活用しない手はありません。
アスリートに、答えを出してもらうのです。どんな答えでもいいので、答えを発してもらうのです。

答えを出してもらう。

これは、問いかけをしたあとの結果になります。ですから、答えを出してもらうために問いかけることが効果的です。

目標を目指し、結果と成長を手にする為に効果的な方法をお伝えします。
それは、「近視眼的な状態」と「俯瞰的な状態」を行き来することです。

アメリカ流コーチングは、意図的に状況をつくりだします。さらに正常化バイアスを活用して、行動を促進するための知識を手にする状態を創り出すのです。

私はスポーツの専門家ではありません。ですが、人類の特性を活かしたコミュニケーションの専門家なのです。

あなたが効果的に目標に到達するために、アメリカ流コーチングという手法が有効であると結論づけています。

是非、お試しください。