47歳からのコーチング

在るものだけを見ていると、結果が出るんだね。

パラリンピックを見る。

群馬県でコーチングサービスを提供している、モチベーションの専門家、茂木ゆういちです。

昨日は家内に付き合って、パラリンピックの水泳を見ていました。

木村経一選手の金メダルと富田宇宙選手の銀メダル。

Photoニュースより

水泳で、木村経一選手と富田宇宙選手がワンツーフィニッシュとなりました。その歓喜の結果と共に家内が涙をしていました。彼は2歳の時に全盲になりました。しかし、スポーツが好きでスキーとか自転車とかをやっていたそうです。水泳ならば、思う存分できる。ということから、水泳を始めたそうです。

富田宇宙選手は高校生の時に、網膜の異常で視野が狭まる進行性の難病「網膜色素変性症」と判明。「人生が終わった」と絶望した。そうです(出典:ウィキペディア)。

そんな二人が、ワンツーフィニッシュを達成したことは嬉しい事です。一つずつ、できる事からはじめ、障壁を乗り越えつつ、自らの目標を達成する姿に、嬉しさを覚えます。

「無い」ものを見つける天才だと思う。

パラリンピックを見る。一生懸命に競技をしているあの人達を見ていると、感動します。同時に自分に劣等感を感じます。

感動は、あの人達の行動。行動から自分の目標を達成したこと。周りのサポートの思い、愛情、信頼というものを見せてくれるんです。感じさせてくれることに感動します。

劣等感は、自分があの状況だったら到底できない。今でも、自分のやりたい事に没頭できていない状況をしっているから、まだ、自分の目標に届いていないから、、という風になること。あの選手と自分を比較することで感じる劣等感です。

私はパラリンピックを観戦することができないんです。それは、自己不信につながるからなんです。

自分より凄い!と思ってしまいます。

比較して、自分の持っていないものを相手の姿に見つけたら、「無い」ことに意識がむきます。「無い」ことに注視してしまいます。

  • 努力していない
  • 精神力がすくない
  • 行動していない
  • 頑張っていない

ないないづくしになってしまう。そうすると、自分が過小に思えてきて、自己不信になってしまいます。そういう自分がいるんです。

で、私だったらあんな凄いことはできない・・となり、弱い自分を見つけたくないとして、パラリンピックを見ることができないんです。

「無い」ものを見つける自分を知る

© 毎日新聞 提供 女子個人ロードレース(運動機能障害C1~3)で優勝し笑顔を見せる杉浦佳子(右)=富士スピードウェイで2021年9月3日、久保玲撮影

怖いです。「無い」ものを見つける事は、、なので、今までは避けてきました。今も避けている自分を感じています。無意識で避けていることなんです。ただ、それを自覚することで行動が変わるんです。

「無い」ものを見つける自分を知ること、客観的に捉えることができれば、少し意識が変わります。自己受容って奴です。そういう自分がいることを知る。そして、そんな自分を許容して受け入れてあげる。

そんな人間なんだな。私って、、でも生きているし、良いじゃん!って思ってあげる。それで良いんだ!と思ってあげるんです。

パラリンピクの選手達は、健常者(※この言葉、好きじゃないんです。健常者とか障害者って分けることに差別を感じるので、、)と比すると、身体的に、知的になにかが「無い」(※適切ではない表現です)人達です。

ですが、みんな生き生きと活動している。躍動しているんです。彼らは、「無い」ものを見つける自分ではなく、異なるマインドを持っているのだと思うんです。

「在る」ものは何だろう?「在る」ものを活かすには?

彼らに聴いたわけではありません。ここからは想像でしか在りません。

先天的にしろ、後天的にしろ、「無い」ことが当たり前の人生だと思います。彼らは、「では、何をしよう」「今、持っているもので、好きな事をしよう」と考えたんだと思うんです。

今、持っているもの、在るものは、木村選手であれば、「視覚」以外のものは在るんです。だったら、「視覚が無くてもできるもの」「サポートしてもらってできるもの」であれば良いんです。

「視覚」という言葉を伏せ字にしてみます。

「○○が無くてもできるもの」「サポートしてもらってできるもの」をする。

私は、これは誰にでも言える事なんじゃ無いかな?と思うんです。

人は、人間は「平等」じゃ無いんです。当たりまえですよね。声も表情も形も個性も異なっています。「平等」であるわけは無いんです。異なるんです。

それが前提なんです。

だから、「在る」ものを活かせば良いんです。在るものを見続けていれば、活かし方は解ってきます。

結果を出すために必要なこと

【日本-英国】決勝進出を決め喜ぶ日本の選手たち=有明アリーナで2021年9月3日、徳野仁子撮影

「在るものを見続けること」「ないものを探さないこと」だと思うんです。ただ、「ないものを探す」のが習慣に成っている人がいます。なので、「ないものを探す」という人間であることを客観的に自分に伝えてみる。

例えば、「無いもの探すことは、僕にとって有効?」と・・・

意識して、「在るものを見よう」と自分に言い続けること何だと思うんです。「在るものを見続ける」習慣ができると、結果は自ずから変わってきます。

それを立証しているのが、パラリンピックの選手達なんだと思うんです。彼らは「無いもの」ではなく「在るもの」を見続けています。「無いもの」を見続けても「無いもの」を意識しても、何も変わらないことを知っている。自分に在るものを意識すれば、充実した時間を手にする事ができるんです。

さあ、あなたも在るものに意識を向けてみよう

あなたが持っているものは何ですか?

あなたが知っていることは何ですか?

あなたが経験したことは何ですか?

コーチングサービスでは、あなたの「ある」「持っている」ことにフォーカスしていきます。今、あなたに「在る」ものが自覚できていないとしても、あなたの「在る」を一緒に見つけていくことが可能です。

もし、あなたが、自分自身の「在る」ものを自覚する可能性を広げたいならば、一度コーチングサービスを受けてみては如何でしょうか?

お問合せ先