スポーツコミュニケーション

ラグビーW杯日本開催の立役者の一人「山田睦雄」さんを紹介します。

優しい笑顔と熱い「漢」を感じてしまいました!

今回ご紹介する「好きなことして、いきている人」は流通経済大学 スポーツ健康科学部 大学院 スポーツ健康科学研究科 教授 山田 睦雄 さんです。

この方のプロフィールは

「学歴 : 弘前大学医学部卒業 弘前大学大学院医学研究科修了学位 : 医学博士資格 : 医師(整形外科・リハビリテーション科)、リハビリテーション科専門医、身体障害者福祉法(15条)指定医IRB(International Rugby Bord)Medical course EducatorImmediate care In Sports(ICIS)インストラクター, Level3(全てのスポーツの救命救急の指導者資格)」((https://www.rku.ac.jp/faculty/professors/27902/ 参照 2021年12月3日))

となっています。

知る人ぞ知る方。日本でラグビーのワールドカップが開催可能となったのも、この人がいたからなんじゃないかな?

スポーツドクター。ラグビーの!

ワールドカップ開催しようと思ったときに、日本にはラグビーのスポーツドクターはごく少数だったそうなんです。

で、W杯の取り仕切る団体が、「そんなんで、日本でW杯開催できるの?」みたいなことを言われていたそうなんです。

ラグビーは、人間の、生の肉体がぶつかり合う。心身に大きなダメージを産むスポーツ。そのW杯となれば、そのダメージは大きくなる。そのダメージに対応するため、選手達は体を鍛える。筋肉を増やす。その練習をしているのだと思う。

スポーツだから、いつ何が起こってしまうかはわからない。予測不能な状況が起こってしまう。その一つとして、身体的なダメージ。

そのダメージに対して、適切に対応する。

W杯では、世界のトッププレーヤーが競技する。予測不能な状況に適切に対応できなければ、そのプレーヤー自身の選手生命は元より、生活も不自由になったり、さらに言えば命の危険性にも影響する。

そのW杯を開催し、トッププレーヤーを無事に故国に戻ってもらう。そのために、ラグビー専門のスポーツドクターは必要だったんだそうです。

開催するに当たって、スポーツドクターの絶対的な数を確保する必要が生じたんだそうです。ですが、医療業界は動かなかった。

そこで、山田さんは動いたそうです。
自ら先頭に立って、スポーツドクターを養成するために、
トッププレーヤーが安心して、プレーをして、無事に故国に帰ってもらえるように。

数百名のスポーツドクターを養成し、開催時に、各競技場に配置することが可能になったんだそうです。

山田さん自身は、一ドクターなのです。協会にも関わっていたのは当然ですが、その行動によって、何かしらの地位や権力を得るわけでもなかったんです。

ただ、世界のトッププレーヤーが日本でプレーする。安心して、全力でプレーして欲しい!
そういう思いで、動いていたんだと私は思うんです。

山田さんに訊いたんです
「なぜ、そこまでするんですが?」

「ラグビーってね、命張っているっていうイメージなんです。チームで、体を張って目標(勝利)に向かってプレーする。これって、医者の治療と似ていると思うんです。手術では、医者、看護師、技術など様々な役割・立場の人が協力して命を助けようとする。お互いの信頼がなければ、命は助からない。信頼があって医療も効果がある。そう思えるのです。ラグビー好きな医者って多いと思うんですよ。何となく共感しちゃうんですよね」
※作者の認識です。

そのお話を聞いていたときの山田さんの瞳が、輝いているように見えたんです。

なんか「熱い」んですよね。

この方、50才位なんですが夜、海外の大学の講義を受けているんだそうです。当たり前という感じで言ってくれました。

しびれましたね。

自分の道は、自分で切り開いていく!

そんな感じです。

50才だからといって、何かを諦めていない。
年齢を言い訳にしていない。

そんな突進力を感じさせてくれました。

この方、今は流通経済大学の教授をしています。そのプロフィールの最後にこんな言葉があります。

「夢は実現するまであきらめない。自分を信じること」
((https://www.rku.ac.jp/faculty/professors/27902/ 参照 2021年12月3日))

僕もそう思うんです。

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