コーチの雇い方

コーチの雇い方(22)日本人のあなた!長期目標を建ててますか?目の前のことしか目標にできない。だとしたら人生後半は充実しないかもしれません。

長期目標をたてることはイメージ力や創造力が必要になっていますが、多くの日本人は脳機能のうち「創造プロセス」のつながりを刈り込まれている可能性があります。

長期目標をたてることを目的にコーチを雇う。

これからの仮説に合致する場合は、コーチを雇った方が、人生を変える可能性がより高くなります。

1)3年後のビジョンがない
2)5年後の自分の姿がイメージできない。
3)1年後の自分でさえもイメージできない。

学校は、夏休みに入ります。
夏休みの目標は何ですか?と言われて
夏休みの計画表などを学校では作成するように言われていませんでしたか?

円グラフで一日の使い方を決めて、夏休みの日にちの目標を決めていく。

中学校に入って、高校受験どうする?という目標期限が迫られてここの高校に行くと目標を決める。
高校に入って、成績を上げることを目標にして、大学を偏差値という測りで決めて行く。

大学に入ると、初任給という指標から会社を選ぶ。

全て、1~3年後の目標になっています。

高校を選ぶときに、成績を指標にして選ぶことが当たり前になっていて、大学は偏差値を指標にして大学をえらぶことが当たり前になっている。僕もそれに振り回されている。

高校や大学、会社も「どうやって生きていくか?」がメインなはずなのに、その視点が欠落した状態で選ぶように、環境がそうなっている。

まずは成績が!
まずは資金が!

当座の事でしか話す事ができない環境しか持っていない。

大学でてどうするのか?
どうしたいのかを、まずは話す、確認する方がモチベーションも上がるし、方向性も定まる。なのに、その話をするのは後回しの環境が日本中を取り巻いている。

だから、長期的目標を建てることが困難になっている。

原因はたやすく想像できる。
労働力=単純労働で経営者層にとって都合のいい人材を集める必要があって、その人達が短期的な目標、つまりは生活費をもらう。という目標だけを見続けているほうが、都合が良いんです。だから、労働階級を多く育成するために、短期目標=給料というものだけを見続ける人材のほうが都合が良い。

一方、長期的目標を掲げ、思考力をもって計画的に働こうという人材は経営者層からすれば使いにくい。一握りいれば良いのです。2-6-2の法則から考えれば会社の中の2割がそれであればいい。残りの8割は従う人達の方が都合が良いのです。

8割の人は、短期的目標のために生きている。給料がもらえなくなった時に、その人は目標を失うのです。失った人はどうなるのか?といえば、あてもなく彷徨うようになります。
8割の人は、指示命令の中労働を強いられているので、束縛感が強い。退職後どうするの?という問いに対して、「ゆっくりしたい」「のんびり暮らしたい」という言葉を発する。

そこには、「ゆっくりしたい」が目標となっている。刺激の無い日々を過ごせば、脳機能神経のつながりが、刈り込まれ思考能力が衰える。衰えると認知症などに移行してしまう可能性がある。そして、残りの人生を認知症とともに送ることとなっている。

全て仮説です。

政治家や芸術家が80歳になっても活動できるのは何故だと思いますか?

仮説として、常に刺激を受けているということが言えると思っています。常に人の中で思考することを求められ、時間を過ごしている。
人の中で思考していくと、脳神経への刺激を受け続けていると、脳神経のつながりが多くなって、脳機能が向上する。あるいは刈り込みが抑えられることになります。
認知症になることが少ないのです。

政治家や芸術家が持っているものの一つに、長期的目標があります。人生はこう終わりたい。こういうものを生み出したい。という目標です。そこに向かって思考を刺激している。

何か無いか?どんな見方ができるのか?どこに行けば良いのか?

こんな問いを自らにかけています。

8割の人は指示命令の中、サラリーをもらって生きている。仕事を創造することが少ない人は脳機能のうち「創造プロセス」機能が刈り込まれます。創造すらできない状態で、前述した問いかけは困難になっていくのです。

ただ、「創造プロセス」は復活できます。

エネルギーと時間を要しますが、復活させる方法があります。

そのひとつが、「コーチング」の活用です。
「コーチング」を「褒めて育てるコミュニケーション」と誤認識している方もいらっしゃるのですが、「コーチング」の目的は、思考を刺激してその人の能力を最大化することにあります。思考を刺激することなのです。

つまりは「創造プロセス」という脳神経のつながりを増やすことなのです。
具体的にはコーチが投げかける問いに答える事だけなのです。しかし、「創造プロセス」の脳神経のつながりが少ない人は、コーチが投げかける問いに答えるために時間を要します。
つまりは答えられない。という状況に陥ります。

継続することによって、「答えられない」から「答えられる」に変化することが可能になります。この変化は脳神経科学からも証明できるのです。「神経可塑性」という言葉があります。神経は変化することができる。しかも何歳からでも、、
刺激を受け続けることで、変わることができる。答える事ができるのです。

脳神経は非情です。使わなければどんどん刈り込まれていきます。「創造プロセス」の脳神経が刈り込まれて行きます。行き着く先は、老害老人です。

コーチングは「創造プロス」が刈り込まれた人には苦痛以外のなにものでもありません。
「創造プロセス」がある程度ある人には、さらにつながりを増やす事が可能です。刈り込まれる状態を改善する事が可能になります。

政治家や芸術家がいつまでも若いままでいられるのはそういうことなのです。

年を取っても元気で認識もはっきりして人生を過ごしたい人は、コーチを雇ってみることがひとつの方法として選択できます。

僕の文章を読んで、怖いと思うかもしれません。でも脳神経科学の分野では常識となっていることを最後にお伝えします。

「使わない脳神経細胞のつながりは減っていく」

シナプスが減っていくんです。刈り込まれるんです。

では、、、

令和4年7月19日(火)
茂木ゆういち