コーチングは、あなたの才能を伸ばすためでは無い
コーチングは、クライアントの才能を伸ばす。とは思っていない。コーチは決して才能をのばすことはできない。実感している。伸ばしてもらうコトを期待してコーチングを申し込むと痛い目に遭うことがあると僕は思っている。あなたの才能を伸ばす。とは主体者はコーチであり、クライアントは伸ばされるという受益者的になっているからだと思うからだ。
欧米の考え方は。自らの才能は自分で伸ばすし、その結果を自らが引き受けることを念頭にしている場合が多いからだ。一方で自らの才能を自分で伸ばす必要がないと思っている人もいる。その人達も自分の人生の責任を自らが背負うことを決めている。

それで良いのだと思う。
昨日はある方と話していた。
才能を自らが伸ばそうとする人は一握りだと・・
コーチングは、あなたが才能を伸ばすためにある。
結果を出すために、人は様々な方法を聞いていく。そして実践する。それによって、才能が伸びていくことになります。
才能や能力はその人が伸ばすモノです。自らが行動して身につけていく類いのモノです。人が才能を伸ばすために環境が重要な役目を果たします。どんな場所でも、どこでも才能を伸ばせるかもしれません。もっと良い環境が整えば、もっと才能や能力が伸びていくのも事実だと思っています。
快適な場所、居心地の良い空間、挑戦を促す周囲、信頼し合える関係、否定しない関係などこのような場所が重要だと考えています。
コーチングは、あなたと良好な関係性を構築して、思考を刺激していくプロセスをいいます。これらの過程であなたが才能をさらに伸ばすことが可能な環境を提供していくのです。
脳神経細胞を増やす事が肝要と思う。
才能とか能力とか、何がその力を決定するのでしょうか。勉強や経験を積むことは大事です。沢山の知識を仕入れることで、様々なことを知ることができます。そのために、どこが機能しているのでしょう?
それは、脳機能です。
脳機能が向上すれば、知識や経験を吸収することもできるし、活用することができます。
ここで課題になるのが、脳神経細胞の数と脳神経細胞のつながりです。

脳神経細胞は2才で最大化する事になり、その後、数が減っていくと言われています。
かつては脳神経細胞が減っていく一方で、作ることができないと言われていました。ですが、2004年には脳神経細胞には可塑性がある。という論文が発表になり、現在では脳神経科学分野において、神経可塑性は常識になっています。
まだ、これを知る人はすくないようです。
一方で減っていくのも事実です。脳神経可塑性に着目すれば、減っていく速度を遅くすることが可能となるのです。
脳神経を伸ばすには刺激し続ける方法が効果的です。
神経可塑性と同時に言われていることがもう一つあります。
「使わなければ失われる」という仮説です。脳神経細胞や脳神経回路は使っていなければ失われるそうです。どんどん失われ、やがて人としてのパフォーマンスさえ落としかねないほどになるのだそうです。
同じことだけをしている方は、同じ回路だけが残ります。
新たな刺激を脳に加えると、その刺激に反応するために脳神経細胞が変化します。これが新しい脳神経ネットワークを構築していきます。新しい脳神経ネットワークが構築されていくということは、今までの才能に新たな才能が加わっていくことになります。
いかがですか?今までのあなたの才能に新たな才能が加わることになれば、新しい場所に辿りつける気がしてくるのでは無いでしょうか?
僕はこの新たな脳神経ネットワークを構築して、クライアントが新たな脳神経ネットワークを構築することをきたいしているのです。

プロコーチは、クライアントが才能を伸ばす方法を知っている。
クライアントが才能を伸ばすツボを観察して語りかける。
クライアントの様子を観察し、今どんな問いかけをするのか?今は承認なのか?今は提案なのか?今はフィードバックなのか?今は要望なのか?
どの視点を提供するのか?視野はどうなのか?
仮説をたてつつ、クライアントが自ら成長する行動する勇気を提供していく。
だからクライアントが成長する行動を促進するのだ!
行きたい場所がある人は、コーチを雇うことで突き進めるのです!

令和4年11月15日(火)
茂木ゆういち