コーチの雇い方(14)有効なコーチングを可能にするクライアントの姿勢と考え方。

主体的な人が少ないなあと感じてしまう日々です。自分で自分の事を決めない依存的な方がコーチングを受けるととんでもないことになるかもしれませんので、、ということで、、

カウンセリングの別バージョンではありません!

コーチングをカウンセリングと同列に認識している方もいらっしゃるようです。私が起業したてのころ、「精神的に不安定なのでコーチングをお願いしたいのです」という依頼が来ました。
もちろん断りました。コーチングは不調を修正しません。それはカウンセリングの手法です。インターネット上ではまがい物(あえて言いますが)のコーチングサービスが多いように感じています。
さて、コーチングに対するクライアントの姿勢としてあげるのが「主体的である」ということです。
「主体性」、「自主性」同じようで異なります。目標に対して何をするかを決める事ができる=「主体性」といいます。では自主性は?というと目標に対して何をするのかを決めてもらっていて(以後 メニュー)、そのメニューを自ら進んで行う=「自主性」という定義です。

自分でメニューを決めるという機会が少ないと思う

一般論として言えるのかどうかは不明ですが、敢えて以下のように書きます。
「日本の教育システムはメニューを提供する」「そのメニューを実行することを正解とする」という認識が一般的になっているように認識しています。
そのため、コーチングサービスが効果的にならない人が多いと理由付けをしています。

予めメニューが決まっていることをこなすことが、正解と教わっているために、自らメニューを決めることができない人が多いということです。

コーチングセッションでも「コーチ、私は何をすればいいですか?」と訊いてくる方がいます。「それは、あなたが決めれば良いんですよ」と返答すると、「だったら、コーチを雇う価値がないです」ということになります。

コーチを雇う価値がないという風に思えるクライアントの姿勢

本当にその通りです。

自分でメニューを決めるつもりがないのであれば、コーチなど雇う必要はありません。他の誰かが作ったメニューを実行するだけで良いのです。

クライアント自身が、自分の人生に責任を持たない。持つつもりも無い場合はコーチングを受けない方がクライアントのためになります。メニューを決められないことに気づいて、自己否定感に襲われる可能性があります。

そのため、目標に対して行動を自分で決める。という認識を持っていることがクライアントの姿勢として、私が求めるものです。

自分で決めるのであれば、コーチを雇う必要はないのでは?

という疑問が湧いてきます。確かに、自分で決められるのであればコーチなど必要ありません。

自分一人でで決められますか?

という問いに対して、「はい」と言えない方も多いのです。
ただ、背中を押してくれる人がいることで決断できる方もいます。人間は完璧ではないし、未来は誰にもわかりません。この事実の中で、目標という未来の結果を保証できるわけではないですので、やはり勇気が要ります。その勇気を自らの認識に芽生えさせるためにコーチを雇うことが有効となります。

つまりは、自分のこと(人間のこと)を認識していることが前提になります。
自分一人では決断が鈍ることを認識していて、他の誰かに話すことにより決断する勇気を得たり、メニューを発案することができることを知っていることが、重要だと認識しています。

自分の人生だもの、する事は自分で決めなさいよ!他の誰かに何を言われても良いじゃないですか?

クライアントが目標に向かって進むために、目標を達成する確率を上げるために何をすればいいのか?ということを決めていきます。メニューの項目は、クライアントに適したものであることのほうが良いのです。クライアント=自分に適しているかどうかは結果でしか計れません。そのため、不安が伴います。その不安を振り払う勇気を得るために、思考を整理するのです。そして、決断をしていくのです。そのときに傍らにコーチが存在している場合と存在していない場合があります。どちらの方が、効果的に決断できるのか?ということです。

誰かに決めてもらう!ということは、自分の人生を他人に預けている事になります。そんな姿勢の方にコーチングをお奨めしません。

自分の人生を自分で決める。という認識をお持ちの方にはコーチングをお奨めします。

令和4年5月15日(日)
茂木ゆういち

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