何のためを見失うと、苦しくなる!あなたは何のためにやっていますか?

2022年3月2日

TBSの安住紳一郎アナウンサー(48)が13日、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」でお話したこと。

安住アナは、北京五輪の話題の中で「特に今回はコロナのこともあったからかと思いますけれどもアスリートの皆さん方の言葉が何か非常に…感動という言葉で片付けるには簡単すぎますけれども、本当にその人の苦悩や、これまでの打ち込んできた時間が込められていて、私、個人的にずいぶんと選手のインタビューに心打たれた」と告白。そして、フリースタイルスキー女子モーグルで5位入賞した川村あんり(17=東京・日体大桜華高)のインタビューに触れた上で「住吉輝紗良さんという女子選手、モーグルで15位だったんですけれども、住吉さんのインタビューを家で見ながら号泣してしまいました。“4年間ずっと滑っていても楽しいと思ったことは1度もありませんでした。何のために生きているのか分かりません。でもきょうはたくさんの応援をもらって久しぶりに楽しく滑りました”って言ってましたね。いやぁ日本を代表するトップ選手でね、4年、5年楽しく滑れなかったんだって、そんな苦悩を抱えながら迎えた五輪って聞きますと、もう本当に、先に言ってくれたらもっと応援したよと思いますけども」と話した。(出典スポニチアネックス)

目標はあるけど、目的を見失った典型

住吉輝紗良さんがどんな指導を受けていたかは、知りませんしどんな環境で生きてきたかはしりませんので、あくまでも憶測で一般論として書いていきます。

一般論として、○○に出場する。という目標を掲げて練習しています。オリンピック出場することは、自分に対して厳しい基準で取り組むことが多いと思います。その厳しい練習をすることで、オリンピックに出場する目標を叶えるのだと思います。

周辺も、オリンピックに出場することに対してすすむんだ!ということを言い続ける訳です。本人もその気になるんです。

実際に行動しているのだから、それで良いと思うのです。

そこで、ふと考える。「オリンピック出場する?何のために?」

練習が厳しければ厳しいほど、この疑問が湧き出るんです。

「オリンピックに出場することは、自分にとって価値のあることなんだろうか?」

「オリンピックに出場することは、自分にとってどんな意味があるんだろうか?」

最初は持っていたはずですが、見失ってしまう。

目標と目的バランス良く認識してこそ、モチベーションになります。目標は数値化されたり、現象としてより具体的なものである場合、そのことを意識しすぎることで、目的が隠されてしまうことがあります。

ここでいう、目的は目標を目指す理由です。目的を表すときには感情的な状態を指すことが有効なのです。「楽しさを味わう」「嬉しい気持ちになりたい」というようなものです。

感情的な物なので、目指す場所としては曖昧なので規定しづらいというデメリットが生じます。そのため、スポーツなど、具体的な基準を設ける目標の方が行動の喚起になります。

目標設定と目的設定。双方ともメリットデメリットがありますので、バランス良く認識することが重要なのです。

4年の間、目的を認識できなかった住友輝紗良選手

目的や夢といったものは、抽象的なものです。だから、見失いやすいのです。人間の感情に根ざすもの。感情は一定ではないので、揺れ動くものなので見失いやすいのです。

見失いやすいけど、目標達成にとって重要なファクター(要素)です。目的はモチベーションになりえるから。

目標と目的。どちらの方がモチベーションを高めていくのか?と問われれば、私は迷わず「目的」と答えます。目標を達成することも、モチベーションになりますが、感情に根ざした目的の方がモチベーションを高めると思えるのです。

残念ながら、このことに関してのエビデンスは乏しいです。ただ、モチベーション(やる気)の源となるドーパミンという脳内物質が排出される量は、感情に根ざしたものの方が多いとのことです。

目標だけを認識していた住友輝紗良選手が、なぜ苦しくなっていたのか?

仮説です。

人間の脳は感情に支配されているとします。好き嫌い楽しいつまらない。というものです。それが人間の本能であるのです。目標達成が、人間の感情と結びついていない場合はどうなるのでしょうか?それも周囲から強要されているとしたら。また、過去の自分に縛られているとしたら・・

目的を意識できない目標。

多分、住友輝紗良選手と同じ感情を抱いてしまうのかもしれませんね。

目標達成と目的を果たすことのバランス

ビジネスにおいても、同じ事が言えると思っています。最近はビジネスでも、会社でも精神的に参ってしまう人がおおいとのこと。受験でもそうです。

目標達成が先走り、目的が認識されていない。

そんな状況が多いように思います。感情を置き去りにして目標達成ばかり叫ぶ。感情を置き去りにさせられたら、人間はどうなってしまうのでしょうか?

目的を意識し続けた会社や個人の結果と目標だけを掲げている会社や個人の結果にどんな違いがあるのでしょうか?

僕は、前者の方が良い結果を残すと思っています。

目的と目標をバランス良く認識することが良い結果をもたらすのです。

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