なぜ、届かない?
ちゃんとやれよ!
気にすんな。
メンタル弱すぎだぞ!
これらの指導フレーズ。まだ使っていますか?
折角の熱意が伝わりません。真剣であればあるほど、相手は引いていく。指導者が熱すぎてはいけないし、冷めすぎててもいけない。誠に指導はむずかしいもの。
むかし、むかし、半世紀ほど前にはこれらの指導フレーズは有効だった。
「ちゃんとやれよ!」は、「真剣に向き合え」とか「手を抜かずにやれよ」といった意味が含まれており、真剣に向き合うことでより高みに行ける。という指導者の気持ちを受け取れる言葉でした。
そして、選手自身もそれが信じられた時代でした。
言葉選びは面倒くさい
コーチングのコーチの知識を得ると、スポーツの現場で使って言葉が余り効果的でないものが多い事がわかってきます。そして、「もっと効果的な言葉がある。探してみれば」。というと「おれは今まで、この指導フレーズでやってきた。この言葉に間違いない」とか「探すのは面倒くさい」といった返答が返って来る。
テクニックや戦術を教えるのに忙しい指導者達は、ついつい言葉選びが雑になってしまいがちです。ですから、スポーツ指導現場では、効果的な言葉選びが進んでいないように見えます。
たかが言葉選びに何日も費やす面倒くささ
指導フレーズを探すのは、面倒くさい。その一言です。指導者の熱意を届けるために、効果的なひとことは、何をみたらいいのかがわかりません。
スポーツの指導現場を観察していると、ビジネスの現場と似通っていると僕は思います。
結果を求めて、上司である指導者が部下である選手を叱咤激励する。鼓舞する。行動を修正しようとするのです。上司も思いはありますが、部下の気持ちにフィットする言葉が見つけられないのです。
僕が上司だった頃には、小説やドラマ、マンガなどの指導フレーズで、僕がフィットする言葉を選んできて、つかったものでした。
フィットする言葉を探すのに何時間もかけていました。
だから、面倒くさかった。
ひとつのフレーズを探すのに、数時間、数日掛けで見つかるなんてのもざらです。そうこうしているうちに面倒くさくなって諦めて従来通りのフレーズを使うことになり、また、届かない言葉を届けようと躍起になっていました。
面倒くささを引き受ける。
じゃあ、作ろうってことでこの本?辞典?を作ってみました。
『言い方ひとつで、選手は動き出す。』
――210の指導フレーズを、“伝わる・信頼・問いかけ”の630通りに言い替える10章構成のハンドブック
「なぜ、あの言葉は響かなかったのか?」
選手が考えない、動かない、やる気を見せない――
それは、選手に響く“言い方”を知らなかっただけかもしれません。
本書は、スポーツ現場で日々悩みながら指導している中学・高校・大学・スポーツ少年団のコーチ・監督の方々に向けた、“言葉の引き出し”を豊かにする実践的なハンドブックです。
「気合いを入れたいのに叱責になってしまう」
「つい同じ言葉ばかり使ってしまう」
「もう少し、選手自身に気づいて動いてほしい…」
そんな悩みを持つ指導者にこそ手に取っていただきたい、210の指導フレーズと言い換え630通りを収録した一冊です。📘本書の特徴
- 「つい出てしまう」従来の声かけ210例をピックアップ
- 各フレーズに対して
🔁 ワンフレーズで簡潔に伝える
🤝 信頼・尊敬を高める言い方
🤔 主体性を引き出す問いかけ
という3視点の言い換えを提示 - 10章構成で【場面・目的別】に整理
- 電子版は1画面に3つの言い換えを表示、検索も可能
- 紙版はポケットに収まる新書サイズ+50音順索引付きで現場に最適!
✅この本で得られる変化
- 選手が考え、動き出す
- パワハラと誤解されない言い方が自然と身につく
- チームワークが整い、主将・副主将が機能する
- 傷病選手への声かけも適切に
- 練習の工夫が増え、意欲と自己調整力が育つ
- 選手の成長が早まり、パフォーマンスも向上
- 最終的に選手が自立し、信頼される指導者へ
📚構成(10章立て)
- 本番に強くなる声かけ
- やる気を引き出す声かけ
- 技術を伸ばす声かけ
- 自ら考え行動する力を育てる
- 挑戦を後押しする声かけ
- 練習の質を高める声かけ
- チーム力を高める声かけ
- 意見を受け止める関係を築く声かけ
- 家庭やSNSなど外部要因への対応
- 傷病と向き合う選手への声かけ
🎯「どう言えばいいか」がすぐに見つかる
その一言が、選手の未来を変える。
もう悩まない、迷わない。
スポーツ指導者のための声かけ言い換えハンドブックの決定版!
です。
いよいよ明日。6月1日から販売開始です。