良いものを作る

昔の仲間と会った。昔の仲間と話した。昔の仲間とは、群馬県庁の土木技師の面々。

今、建設業は好況のまっただ中。でも、作業員や職員が足りていない。就職してもすぐにやめてしまう。そんな課題を持ったままだ。

18歳のころ、建築をしたくて大学を受験した。しかし、失敗し土木工学を学んだ。入ってみて思った。

結構、夢がある学問だ。

そう思った。

過去をひもとけば、土木は過去から脈々と続いている技術だ。

西洋でも東洋でも土木技術無くして、都をつくることが出来ない。道路を作ったり、用水を作ったり、水道を引いたりすることは出来ない。

そのときはこうも思った。

「ひょっとしたら、数学や物理学、科学だって土木技術を再現性の高い技術にするために開発された学問なんじゃあないだろうか?」

どんな風にすると、この堤防は大水に耐えられるのだろうか?

どんな風にすると、この橋は川の水に耐えられるだろうか?

どんな風にすると、水を流すことができるのだろうか?

現場で、行き当たりばっかりでなく、最初に設計した方が効率がいい。

その手法を作るコトはできないのか?

そう考えている人たちが、土木の現場の現象を解明するために物理学を、物理学をわかりやすくするために数式を作った。

そして、そこから発展し、化学や航空力学やらができあがってきた。そして、宇宙開発までつながる。

そう考えるとものすごいロマンを感じてしまう。

「学問の最初は土木である」

勝手にそう思う。

そうして、いろんなものを動かす。作る。壊す。そしてまた作る。これらを繰り返している。

土木で作るものは、長年の使用に耐えられるものだ。ちょっとやそっとで壊れることない。そんなものを作る。残り続けるのだ。

だからこそ、質の良いものを、質が高いものを作る必要がある。そして、それに従事する人は、プライドをもって仕事をしている。

質の高いものを作るためには、一人では出来ない。

いろんな職人さん達がチームを作って、ひとつのものを作っている。100年耐えうる構造物を作っているチームが建設である。

こんな職業は他にはない。

時代が変わっても、親方や棟梁は職人達が良いものを作るためにチームワークを大事にしてきたのだ。

良いものを作る。そのために、職人達の持っている技量を充分に発揮してもらう。そのために、体系化されたビジネスコーチング(親方・棟梁コーチング)を加えてはどうだろうか?

“良いものを作る” への 2 件のフィードバック

  1. 松本隆博 より:

    段取りが非常に大事な世界の一つだと思います。色んな事態をふまえて、一番の方法を選ぶ。作業が始まったら 修正が大変な世界と思いました。勉強になりました‼️

  2. 松本さん コメントありがとうございます。土木の現場ってどこも異なる条件なので、修正の連続なんです。土、地下水位、騒音など想定しても実際にやってみると違ったりします。そういう意味で、現場で働いている職人さんはものすごい対応力を持っているんです。そんな人たちに敬意を表しています。

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